(前日からの続き)
老人が生きるのが何で難しいかというと、
そこの所に鋭さが鈍くなっていませんとね、
自分の経験によって生きて来た世界によって、
虚しさの方が多いじゃないかと観てしまい
ますからね、そこで負けてしまうんです。
その自分の経験の中に引き込まれちゃうんです。
で、それを跳ね返す力が弱くなるんですよね。
ところが老人というのは、人間世界から観た
年令のことであって、これが魂の側から観れば、
魂の古い新しいはありますが、しかし、
生まれてくる生命の中には古い新しいという
ものは無い訳です。
みんな同じ資質といいますかね、神の性(さが)
といいますか、違いはありますが、そういう
ものを持って生まれて来ているんですよ。
だから、この世的に60になろうが70に
なろうが、その人の魂が、やっぱり自分は
生かされてる、体が動かなくても、何かしたい
何かやりたい何か役に立ちたいというふうに
思っている限りは、その人の魂は若いんですよ。
ただ非常に難しいのは、老人というのは、
我というのが強くなるんですよね、自分の
生きて来た経験ではこうだからこうじゃないか、
これは間違っている、これはおかしい
と思うんですよ。
無理はないんですけれどそうなんです。
それがね、それが人間の我だって気づいて
それを直してゆくということは、なかなか
難しいんですよ。
それが凝り固まってゆくと意固地になり
頑固になり、喧嘩ばかりしている
というようになる。
そこに、自分一人じゃない、自分は
生かされているという想いがあるという
ことになってくれば、自分だけの世界に
閉じこもらないで、歳とっても、もっと広い
神様仏様の光の世界があるということに
なってくれば、本当に生命が朗らかになって
くるんですよ。
だから何も宗教だけがいい訳じゃないん
です。
広い意味で、いい音楽を聴いてもいい絵を
観ても、いい本を観て感激する感動する
ということは、それだけ心が若くなって
心寛やかになってくる。それは宗教と同じ、
根は同じなんですよ。
皆さん縁あって白光を知り五井先生という
人に出会って、そこから神様という階段を
昇り始めた人たちというのは、それで尚かつ
歳をとっている人というのは、何に気をつけ
なければいけないかというと、自分が素直に
なるって事と我を出すっていう事の違い。
そこを区別してゆくのはとても難しいけれどね。
素直になるというのは、ただ単に自分の思う
ように生きたらいいというもんじゃないんです。
これは若い時から気をつけなければいけないん
だけど、思うようにそのまま生きていったら
皆我が儘になるんですよ。
(つづく)
老人が生きるのが何で難しいかというと、
そこの所に鋭さが鈍くなっていませんとね、
自分の経験によって生きて来た世界によって、
虚しさの方が多いじゃないかと観てしまい
ますからね、そこで負けてしまうんです。
その自分の経験の中に引き込まれちゃうんです。
で、それを跳ね返す力が弱くなるんですよね。
ところが老人というのは、人間世界から観た
年令のことであって、これが魂の側から観れば、
魂の古い新しいはありますが、しかし、
生まれてくる生命の中には古い新しいという
ものは無い訳です。
みんな同じ資質といいますかね、神の性(さが)
といいますか、違いはありますが、そういう
ものを持って生まれて来ているんですよ。
だから、この世的に60になろうが70に
なろうが、その人の魂が、やっぱり自分は
生かされてる、体が動かなくても、何かしたい
何かやりたい何か役に立ちたいというふうに
思っている限りは、その人の魂は若いんですよ。
ただ非常に難しいのは、老人というのは、
我というのが強くなるんですよね、自分の
生きて来た経験ではこうだからこうじゃないか、
これは間違っている、これはおかしい
と思うんですよ。
無理はないんですけれどそうなんです。
それがね、それが人間の我だって気づいて
それを直してゆくということは、なかなか
難しいんですよ。
それが凝り固まってゆくと意固地になり
頑固になり、喧嘩ばかりしている
というようになる。
そこに、自分一人じゃない、自分は
生かされているという想いがあるという
ことになってくれば、自分だけの世界に
閉じこもらないで、歳とっても、もっと広い
神様仏様の光の世界があるということに
なってくれば、本当に生命が朗らかになって
くるんですよ。
だから何も宗教だけがいい訳じゃないん
です。
広い意味で、いい音楽を聴いてもいい絵を
観ても、いい本を観て感激する感動する
ということは、それだけ心が若くなって
心寛やかになってくる。それは宗教と同じ、
根は同じなんですよ。
皆さん縁あって白光を知り五井先生という
人に出会って、そこから神様という階段を
昇り始めた人たちというのは、それで尚かつ
歳をとっている人というのは、何に気をつけ
なければいけないかというと、自分が素直に
なるって事と我を出すっていう事の違い。
そこを区別してゆくのはとても難しいけれどね。
素直になるというのは、ただ単に自分の思う
ように生きたらいいというもんじゃないんです。
これは若い時から気をつけなければいけないん
だけど、思うようにそのまま生きていったら
皆我が儘になるんですよ。
(つづく)