ひまわり進学ルーム

国語力upのために

高校生のAちゃんが、模擬試験の結果を持ってきました。
英語・数学の点数にくらべて、国語がやや低いようです・・・。

「問題は国語かあ。しかも現代文だね。」
「学校の先生にもそう言われた~。本読めって。」
「あはは。なんかソレすっごいデジャブなんですけど。」
※デジャブ・・・以前に見たり体験したことがあるような気がすること

Aちゃんは大変な努力家だし、まじめでコツコツ派。
でも、中学のときも国語が苦手で苦労したんだよね。

そこで、私はAちゃんに国語の問題集を一冊お勧めしました。
塾専用教材ではなく、本屋さんで買えるものです。
(塾専用教材は、先生が教えることが前提なので、解説が少なくて、自習向きではありません)
一題20分から25分で解けるボリュームなので、
週に1~2題なら学校の宿題と並行してもなんとかこなせる量かな、と。
まあ、塾としては、「じゃあ国語の授業を一時間増やしましょう♪」というのが正しい営業なんだろうけれど、
Aちゃんは自分で継続できる強い意志を持っていることを知っているので、
あえて、それはすすめませんでした。

「本を読めって言われても、どんな本を読めばいいかなかなか選べないと思うの。
本当は、思春期の今、有名な文学作品とかにじっくり触れることも大切だとは思うんだけど、
そもそも国語が苦手な人にはハードルが高いし、読みやすいなんたら文庫とか読んでも力つかないしね。
これなら、問題集で扱われている文章は、高校生の子に読んでもらいたい本から出されているし、
この問題を解いて、続きが気になるな、とか、この作家さんの他の文章も読んでみたいなっていうのがあれば、
そういう本を読んでみたらいいんじゃないかな。
まあ、たとえそういう本に出遭わなかったとしても、継続して問題を解いてたら力がつくと思うよ。
これ、考え方とか、解説もしっかりしてるから。」

そしたら、
「今図書券持ってるから、それで買います!」って即答してくれました。
親に買ってもらうとか、
相談してから決める、とかじゃなくて、
自分の持ってる図書券で買うというところがいいなあ。

勉強は、ある程度の「投資」も必要。
無駄遣いをする必要はないけれど、
そうやって自分のお金(図書券)で買った本はきちんとやりこなせると思うの。
それを使って、自分の能力、スキルがupするなら、それがいい投資!

部活も宿題もあって大変だとは思うけれど、
がんばって取り組んでくれると信じています。


※画像は生徒の目の前で気持ち良さげに寝るにゃあちゃん。
 そして、遠慮して手にプリントを持って勉強するNくん。
 このあとにゃあちゃんにはちゃんと退いてもらいました(笑)
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