滋賀県の中3の男の子の件、
痛ましい事件が続いていますね。
教育に携わる者の端くれとして、
やりきれない思いになります。
学校や、教育委員会、警察の対応が問題視されていますが、
私が気になるのは、いじめをしていた張本人達のこと。
「ふざけていただけだった」
多分、コレ、本音です。
加害者達は、そんなにその被害者の少年を憎かったわけではなく、
ふざけていただけなんでしょうね。
小学生くらいの子どもって残酷で、
人の気持ちを慮れずに、思ったことそのままストレートに
言ちゃったりするけど、
最近、精神年齢が低下してて、
中学生くらいでも、その傾向が見受けられうます。
「相手の気持ちになって考えなさい」
子どもの頃から何度も耳にしている言葉ですが、
それができない子が本当に多い。
しかも、中学生くらいになると、
妙な知恵だけはついてる上に、
小学生より力も強いし、
携帯電話なんてアイテムまであって、
「いたずら」もえげつない物に発展してしまう。
でも、彼らはそのイタズラによって人を殺してしまった、
その十字架は一生背負って生きて行かなくてはなりません。
昨日、
生徒たちに、
「食べ物の好きキライがあるように、
他人にされてイヤだと感じるかどうかは、人それぞれ違う。
ズボンを脱がされようが、全裸にされようが、そんくらい平気!って思う人もいるかもしれない。
でも、それが死ぬほどイヤだって思う人もいるんだよ。
え、それくらいで死ぬの?っていう言い方は、先生は違うと思う。
『相手の気持ちになって考えて』って言うのは、
その人と同じことをされたら、自分はどう思うかって考えることとは違う。
だって、例えば、Mはふざけてズボン脱がされたって平気だよね?
そのくらいでどうして怒られるのって思ってる。
僕はイヤじゃなくても、他の人はイヤかもしれない。
それが相手の気持ちを考えるってことなんだけど、わかるかな。」
という話をしました。
子どもは残酷。
刹那的で、集団心理にも乗っかる。
そんな危うい子ども達を扱う
大人たちの責任はやっぱり重いと思うのです。
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