『嵐が好きなおばあちゃん』
みなさん、どのような意味に受け取られましたか?
ネットで流れてきたつぶやきの一部なんですけれどね。
『嵐(のメンバー)が、好きなおばあちゃん』かと思いましたら、よく読むと、
『嵐(のこと)が好き、な、おばあちゃん』の話でした。
日本語って難しいですねえ。
『嵐を好きなおばあちゃん』って書いてくれたらわかりやすいのに、って思いもしましたけれど、
「好き」って単語の目的語に「が」ってつけること多いんですよね。
「私 は 猫 が 好き。」とか。
これ、英語の日本語訳を説明するときにもすっごく困ります。
「like」という動詞を説明するもにも「(言い切りの形の)最後がウ段で終わる単語」って言ってるのに、「好き」はウ段で終わらない。
本来は「好む」という動詞だけれど、今は「好む」って言い方あんまりしないから「好き」って訳すけれど「like」は動詞なの。
そして動詞の後ろに来る語は「目的語」で「~を」とか「~に」って訳す・・・けど、この場合は「が」って言ってるね。
もともと「私 は 猫 を 好む」って意味なんだけど…って、ああ、ややこしいよね。
外国人の方で日本語を習得されているの、本当にすごいと思いますわ。
「国語」の授業でも文法教えていますけど、そもそも日本語の「主語」「動詞」もあんましわかってもらえず、
今回のテスト対策では『まず、日本人になろう?』というパワーワードが生徒の方から飛び出しました。
普段は文法なんて意識しないで話している日本語ですが、
外国語を学ぶことで、比較しながら日本語文法も理解できるようになっていくのではないかと思います。
ローマは一日にして成らず
千里の道も一歩から
期末テストは一段落しましたが、またこれからも頑張りましょうね。
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