滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2021.11.20  鈴鹿/鈴鹿峠から高畑山・那須ヶ原山・油日岳@ようやく訪れることができました

2021-11-20 19:42:34 | 鈴鹿の山と滝

2021.11.20[伊勢坂下バス停09:20〜09:46片山神社09:5010:05鏡岩10:0710:37ナイフリッジ10:53高畑山10:5411:11溝干山11:1611:24坂下峠11:2411:35小笹山11:44唐木山11:46唐木岳(最高点)12:06三ッ頭山12:1212:23那須ヶ原山12:3013:14三国岳13:1713:29忍者岳13:36加茂岳13:43油日岳13:4914:17奥余野森林公園駐車場14:35旗山西登山口14:51柘植駅](距離15.55km 累積標高912m)

 

<ルート情報>

道標・テープ多く、迷うような箇所はない。
コース全般に急登・急下降の連続で、地図上の等高線に現れない小ピークも多い。難所や巻道にはロープが設置されている。登山道は急斜面でもジグザグではなく真っ直ぐにつけられている。

 

<日記>

鈴鹿の仙ヶ岳以南は、那須ヶ原山と加太不動滝以外未訪である。この山域はルート取りが難しく、なかなか計画できないでいた。
ただ今回の縦走ルートは、電車とバスを乗り継げば可能なので、随分と前から計画はしていた。しかしバスの日祝の運行がないので、私が可能なのは土曜日に限られる。低山縦走なので季節的にも限られる。公共交通機関利用なのでコロナの宣言が出ている期間も除き、さらに天候、体調、仕事の都合などを考えるとなかなか実行に移せずにいた。
そしてようやく今回土曜日に、仕事のスケジュールが変わり合間ができた。その他の条件も問題ない。これは行かない手はない。

あらかじめ調べていた通り、自宅を出てから電車とバスを4回乗り継ぎ、3時間をかけて鈴鹿峠東側の東海道坂下宿に着いた。
坂下を出発して国道1号線より一段上に付けられる山道を歩くが、起伏も大きく特に見る箇所もなく再び国道1号線に出る。車は多いが国道脇を歩く方が随分と速かったようだが、この山腹道を辿ったのには訳がある。
この道沿いに、むかし東海道をゆく人たちの休憩の場だったとされ、北斎も描いたことのある清滝観音という滝があるからである。これは名所となっていて案内板等が設置されていて、すぐにわかるものだと思っていた。ところがそれらしきものはなく知らない間に通り過ごしてしまったようだ。ああ残念。きちっと下調べしておけばよかったと思うが後の祭り。
再び国道と分かれて鈴鹿峠に登ってゆく。紅葉は終わったのだろうか、麓から遠目に見たところ木々が色づいているように見えたが、実際に美しい色を纏った木はほとんどない。

鈴鹿峠は街道の要所なのに特に何もなく、道しるべと簡単な案内板があるのみ。少し登って鏡岩で小休憩。今日はここまでで結構汗をかいている。快晴なのでこれから気温も上がりそう。薄着になる。

高畑山までも紅葉は終わり。視界が時折開ける箇所で眺望を楽しむ以外はちょっと退屈。
でも登り切った高畑山頂上では360°の大パノラマが楽しめる。ただ今日は晴れているのに霞んでおり、伊勢湾さえ見えない。

溝干山までは穏やかな尾根道だが、その後からはいよいよこのコースの特徴である激しいアップダウンが始まる。
坂下峠へ急下降後小笹山への急登、そして唐木のキレットと、のんびりと歩けるところはない。ほぼ全てにおいて急斜面であっても、登山道はジグザグに刻むのではなく真っ直ぐに取り付けられている。

さらに何度もアップダウンを繰り返す。
途中で小学低学年であろう子ども10人以上を引率したグループと行き違う。
那須ヶ原山からここまでの間で、すでにいくつもの急坂ポイントを通過してきているので、この先も慎重に行けば問題ないだろうが、ちょっと大丈夫だろうかと気になる。まだまだ岩場や難所があるので、充分気をつけてくださいよと引率の方に伝えておく。

アップダウンが落ち着き植林となると那須ヶ原山は近い。
那須ヶ原山は14年ぶり。ここで腹ごしらえをしてさらに縦走を続ける。
この辺りになってくるとほとんど眺望はなく、またちょっと退屈気味であるので、直下降直登アトラクションを楽しむことにする。

三国山を過ぎると強烈なダウンとアップが待ち構えている。これを越え忍者岳を過ぎたあたりからはややアップダウンも落ち着き油日岳に到着。
ここで縦走は終わり。三馬谷の滝(上流から天竜の滝=一の滝・雲竜の滝=二の滝・水竜の滝=三の滝・昇竜の滝=五の滝と名付けられているのはあまり知られていない。ちなみに四の滝はない)を見ながら柘植駅へ。

今回は公共交通機関利用なので、本数の少ない草津線の電車時間に合わせて、要所要所の通過時間設定をしていたのだが、すべてのポイントでに±5分以内で通過。
車中でこうやって感想も書けるのだから、電車でのんびり帰るのも悪くないと思う山旅であった。(事故で山科駅で降りることになるのだが)

ところが今回は写真が大失敗。前日暗闇でほぼ皆既月食を撮影していた時に、老眼鏡をつけてなく、あまり慣れていないカメラだったこともあり、各種設定時に知らぬ間に間違ってホワイトバランスをいじってしまっていたようだ。全部が青くかぶってしまっていた。さらにレンズにゴミまでついていたとは。
Photoshopで補正しています。

 

6:40 西大路駅から京都行き普通電車に乗車

 

6:56 京都駅で米原行き普通電車に乗り換え

 

7:28 草津駅で柘植行き普通電車に乗り換え

 

8:31 柘植駅で亀山行き普通電車に乗り換え

 

8:54 関駅で坂下行きコミュニティバスに乗り換え

 

バスからは東海道関宿の町並みが見えます

 

9:18 ようやく登山口の伊勢坂下宿に着きました
家を出てからほぼ3時間かかりました
でも電車やバスに乗るのは楽しいなぁ

 

ここから写真のカラーは無茶苦茶です
(カメラのホワイトバランス設定がおかしいまま気づかず最後まで撮影したので、青のかぶりが強く、Photoshopで補正しましたが適当です)
坂下に到着、いよいよ歩き出します

 

鈴鹿峠

 

鏡岩からの眺望

 

鏡岩

 

高畑山への登りより左手に明星ヶ岳を望む

 

これがナイフリッジ?

 

高畑山手前ピークより
北東に鎌ヶ岳、御在所岳、雨乞岳まで見えています

 

鎌ヶ岳と御在所岳をアップで

 

高畑山につきました

 

甲賀市土山方面を見下ろす
奥は綿向山と雨乞岳

 

これから縦走する方面を望む
一番高いのが那須ヶ原山
手前は溝干山

 

溝干山から振り返って高畑山

 

坂下峠

 

小笹山への登り返しから溝干山を振り返る

 

唐木山より小笹山と溝干山

 

この先がキレット

 

キレットの巻道

 

唐木岳に到着

 

ちょっと飛んで那須ヶ原山到着です

 

那須ヶ原山からの眺め

 

またまた飛んで三国岳到着

 

加茂岳付近から那須ヶ原山を眺める

 

本日最後の山、油日岳到着です

 

三馬谷雲竜の滝をチラッと

 

名のある滝4つのうち最下流の昇竜の滝です

 

三馬谷でようやく紅葉

 

柘植駅が本日の山歩きのゴール


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