作晩、家族で大谷選手のSEIKO腕時計の話しで盛り上がっていました。
それで、その時、ふと、思い出しました。
父が元気な頃、父は何を思ったか、自分の腕の時計を外して、まだ小学生の息子に「おまえにやる」とひとこと言って渡したのです。
私が子ども時から、父の腕にはめられていた腕時計です。
机の引き出しに大事にしまわれていた、その腕時計をあらためて眺めてみると、文字盤に、Grand Seikoとあるではありませんか。
それが、これです。
「おじいちゃんの時計、グランドセイコーだよ!!」と私は驚いて、夫に言うと、「はぁ?」の顔です。
うっかり忘れてましたが、夫は、時計は正確であれば、なんでも良い人だったのでした😆
そのやり取りをFaceTimeの向こうで聞いていた息子。
Macのレンズに向かって、息子に「ほら、これ、おじいちゃんのグランドセイコー!」と見せる。
「ん? ちょっと、待って」と息子。
ほんの少し間をおいて、息子が「……検索したら、それ、1960年の初代かも知れない……」と言ったのです。
息子が、このURLをメッセージに添付してきました。
父の腕時計とそっくりです。
家族3人、驚きです。
私の父は、20年前に亡くなりました。
その亡くなる8年ぐらい前に、息子が譲り受けた時計です。
今は止まっていますが、修理すると、きっと動くようになるに違いありません。
傷だらけですが、それは「父の生きた時間」というもでしょうか。