ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆ 『かくも激しき希望の歳月 1966~1972』 海老坂 武 著 岩波書店

                     

 買ったまま本棚に置きっぱなしで、いつか読もうと思っていた本。
 

 長旅、悠長に遊んでいたためのツケで、帰ってきてから、とてつもなくハードな日々。
 目指す日程、ギリギリセーフに全ての作業が終了。
 

 ああ、こうやっていつもギリギリセーフ、それが悪い癖をつけているって、思ってるんだけど…その繰り返し。
 学習しない私って、ほんと、ダメだ。


 で、ハードな作業の息抜きのように、このブログで旅の印象を記してきたけれど、


 ああ、不義理している友人には、不義理しているまま、だけど、

 この本。

 文学って、やっぱり志、志操だと、あらためて感じた本でした。

 ガツンと来る。
 ラディカルなんて語彙、久しく使ったこともない。

 なんと、己は無為に、過ごしてきたことだろう。

 

 Ⅴ章、一九七〇年代初頭
 1 三島由紀夫と高橋和巳の死

 この章を読んで、
 思うこと、考えること、いっぱい、ある。





 午後夕方近く、郵便局への帰り道、ちょっと遠回りする。 
 伏見稲荷の階段。
 ああ、秋だ、と思った。 


 後藤竜二は、ブログなんかをやっている、そんな時間があったら原稿を書く、と言っていた。
 本当に、その通りだ。
 




 

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