先日、札幌の留守宅へ戻ったおり、そうそうと、思いついて、ピクシー絵本を、携帯でパチリ!
ピクシー絵本は以前にも紹介したが、デンマークで創刊され、ヨーロッパ中で翻訳された、小さな10cm正方形の絵本である。
日本でも1990年代中頃までは、本屋さんの書架に半円型の透明のプラスチックの容器がぶら下がっており、この小さな絵本がざっくざっくと入っていたものだった。
サイズの小ささも、内容も、なんとなく、大人でも、心がウキウキしてしまう。
私は息子を連れて、当時、老齢になった両親を訪ね、週末は実家で過ごしていた。
実家のある最寄りの地下鉄駅ビルに紀伊國屋書店が入っており、かならず、幼児だった息子と立ち寄った。その時に、買ったのが、写真のピクシー絵本。
そのうち、ピクシーを翻訳出版していた小学館が、ピコリー絵本というのを出版し、くだんのプラスチックの容器に、ピクシーと一緒に入っていた。
ピコリーでは、私は主に、日本の神話を買い求めた。
それにしても、ピコリーって、ピクシーへの便乗。
あげくに、ピクシーの翻訳出版を、小学館は止めちゃった。
その後、フェリシモという会社がセット販売したけれど、今は絶版。
現在は古書として買うしかない。
販売開始時は60円だったらしい。私が買い求めていやころは、80円だった。ピクシーは、世界の名作や、なかなかメジャー絵本にはなりにくい、欧州地域に残る物語など、興味深い絵本だったのですが、まったく残念。
ピクシー絵本は、今も欧州各国の本屋さんにある。
なんで、小学館はやめたのかなぁ。
ピクシーもピコリーも、実家へ通う道すがら、駅ビルで、買い求め、いっぱいたまった。
その小さな絵本を、息子はリュックサックに入れて、私は、地下鉄の車両で読み聞かせをした。
25年も前の思い出である。
これは、ヨーロッパ旅行中にみつけたピクシー絵本と、豆絵本。
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