ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇「白バラ』グループの一人、103歳まで生き残った人トラウテ・ラフレンツ  Traute Lafrenz (99) in the USA | [ENG Sub]

I am the last White Rose: BILD visited Traute Lafrenz (99) in the USA | [ENG Sub]
2023年に103歳で亡くなったとのこと。
このビデオは、長い沈黙を越えて、99歳の時に初めて話したものです。
トラウテは、ドイツ敗戦後、連合軍によって釈放開放され、1947年にアメリカへ行き医者として生きました。
ハンス・ショルの恋人であり友人でもありました。


探して、探して、ようやく見つけました。
トラウテがインタビューに応える内容は、主にハンスとの出会い、それからハンス・ショルと妹のゾフィが逮捕された状況について、語っています。

私は、ずっと、ずっと気になっていたことがありました。
ハンスとゾフィの兄妹は、なぜ、ミュンヘン大学のエントランス3階からビラを撒いたのか、ということ。
ハンスのポケットや、下宿先に、仲間たちが逮捕される多くの証拠を残して。

私はナチスのヒトラー政権下にあって、人としての自由、尊厳を、希求する事について、まったく異議はなく、そのういう心持ち、心裡、行動をむしろ由と思っている。

たっったひとつ、理解できないのが1943年2月18日、ミュンヘン大学のエントランス3階からビラを撒いたという、あまりにも無謀であり、仲間を犠牲にする行動を行ったこと。

私は、彼らのこの日の行動については、どうにも理解できず、不可解で、ずっと資料を探しては読み、現地に行きもし、考え続けてきた。

ベルリンの壁が崩壊後、ハンスとゾフィのゲシュタボの取り調べ調書が発見され、その自白内容が真実であるなら、少し彼らの行動原理も見えてきたように思う。
ただ、彼らが真実を取り調べで話しているとは限らないという懸念は消せない。

だが、ショル兄妹の行動が、仲間を死なせ、多くの逮捕後の懲役や拷問に合った事実も消せない。

トラウテ・ラフレンツが、その人生で背負ったものの重さを思うと、なんか、言葉がみつからない。

* * * * *




「白バラ」ハンス・ショルとゾフィ・ショルの逮捕によって、処刑され、逮捕された人たち。
Lichtwarkschüler • Nieder mit Hitler • Weiße Rose • widerstandskämpfer/

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