ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆ 『HET DONKER』& 『地球の歩き方 13~14』 アホな話しの2連発。

 アホな話し、1発目。        
           

 この絵本、オランダで出版された絵本の傑作に与えられる2015年度の、銀のパレット賞(Zilveen palet)を受賞した作品。
 ライデン(leiden)の子どもの本屋さんで見つけた時、「あ、これ、いいなぁ」と思った。
 それで、日本に帰って来て、いの一番に翻訳に取り組んで、さて終わってから、ああ、そうだ、もしかしたらと思い、インターネットで検索してみたら、なんと、なんと、既に立派に翻訳されてあるではないか!!

             

 岩崎書店から、蜂飼耳氏の翻訳で、出版されていた。
 私の作業は、残念の徒労ではあったが、とってもユニークな絵本なので、手に取ってもらえたら、と思う。子どもの暗闇への想像力について、今までに無い視点で描かれている。
 作はLEMONY SNICKET 絵は JON KLASSEN (作 レモニー・スニケット 絵 ジョン・クラッセン)です。直訳では、『くらやみ』というタイトル。

 アホな話し、2発目。
 この度も、旅のお伴は、この本。

 『地球の歩き方』    

 この本、右上にかすかにご覧になれるかと思うが、2013年〜2014年版。
 今から3年前に、ベネルクスの旅の為に購入した本。
 それから、5,6回、私の旅に付き合ってきた。

 この度の旅で、オランダ、エンカハウゼン(Enkehuizen) を訪ねたおり、港に16世紀の要塞、ドロムダリスの塔(Dromedaris) があり、この塔の上はレストランになっており、町や港は勿論、アイセル湖の彼方に、対岸のフリースラントも眺められると、この『地球の歩き方』に、記されている。

 それで、私はなんの躊躇もなく、ドロムダリスの塔(Dromedaris) へ向かった。そしてその塔へ進み行き、塔の入り口に立っていたなにやら関係者らしき風情の、うら若き乙女に、私はこの塔のレストランへ行きたいんだけど、と告げると、彼女は、「はぁ?」の、顔。
 この塔の上は、「ムービーシアターですよ。チケットは13€です」と言うのです。
 今度は、私が、「はぁ?」の、顔。

 やっぱり、旅の情報は、最先端が、大事なんだね、と納得しつつも、何度も何度も私と共に旅をしてきた、『地球の歩き方』は、こんなに角もめくれあがり、かなりのボロボロの風体になっているけれど、今も、ちゃんと手元に健在なのだ。

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