合掌の縄文土器。
縄文土器で、合掌立て膝の座像というのが珍しい。
研究者の見解によると、お産の姿ということである。
とあるドイツ人インド学研究者が言ったという。
世界各地で発見される図案だったり、彫刻だったりで、合掌のスタイルがあると、単純にインドの影響だと決めつける傾向は、おかしくないかと。日本の縄文土器も、インドの影響だといえるのか?と笑い飛ばしているらしい。
確かに!
縄文時代にインドからの影響があったと考えるのは、ちょっというか、かなり無理があるよね。(^^;)
それにしても、このドイツ人インド学研究者、この縄文土器を、知っていたことに驚くわ〜!!
因みに、日本の考古学の研究者は、この縄文土器の合掌は、出産の折、綱を握っているのかも知れないとTVで言っていた。
なんかそれも、短絡的で、怪しい。
今、上野の国立博物館平成館で、縄文土器の特別展をしているので、その展示を研究者と共に芸能人と観て歩くTV番組だった。
ところで、北海道には弥生時代がなかったということを、案外知らない人が多いのにも、驚くわ〜!!
北海道の大雑把年表。
BC3……縄文時代から続縄文時代。
5世紀……続縄文時代に並行して、北東部にオホーツク文化。
6〜7世紀……続縄文文化から擦文文化。
で、それからずっと擦文文化で、江戸時代の頃になると、アイヌ文化と言われますね〜。
で、明治になり、蝦夷地開拓ということで、なんと、今年は北海道命名150年ですと。
50年前の、<開道100年>の記念年には、<北海道開拓100年記念> と銘うって大々的に記念塔まで建てちゃっているのですが、この度は、さすが先住民に気を遣ってか、北海道命名150年記念とは、よくも、考えついたものです。
この北海道庁行政の賢しらな発想にシラケちゃいますね。
<余談>
北海道には、県庁所在地はなく、道庁所在地。
TVのニュースキャスターが、「県庁所在地の札幌」なんて言うことが、度々あって、びっくりする。
そして、国道はあるけれど、県道はない。
道道です。
こういうこと、案外、北海道以外に在住の日本人の方々は、分かっていないというこを自覚すらしていない。
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