プラハ、ニュルンベルグ間は鉄道レールがなく、プラハ本駅からDB(ドイツ鉄道)の、長距離バスが出ている。
ユーレイルパスを使えるが、座席指定券が必要で、プラハ本駅内にある鉄道のチケット売り場で買う。
プラハ本駅。美しい。
座席指定券を買ったあと、広〜い駅舎内、バスの絵表示に従って行く。
辿り着いたところが、この写真、旧駅舎のエントランス。案外、分かりやすい。
クラッシックな旧駅舎を出ると、会社別、行き先別の長距離のバス停が並んでいる。
停留所には、DBと、行き先のNürnberg の表記があるので、すぐ分かる。
バスは2階立てで、1階は、キャリーバックなどの収納庫スペース。
積み込む作業の人がいて、しっかりと仕切る。キャリーバックは、ソフト系を積み込んでからハード系になる。
以前、フランスのバイヨンヌから、スペインのビルバオ行きの長距離バスに乗ったが、その時は自分でバスの収納スペースにキャリーバックを入れた。
3時間ほどで、ニュルンベルグに到着。
終点のバスターミナルで降りる。
徒歩4、5分の所にニュルンベルグHbf駅がある。
駅前ロータリーの横断歩道を渡ると、もう目の前が、アルトシュタット(Altstadt)旧市街だ。
ニュルンベルグは、ヒトラーがナチの党大会を度々行ったた街で、第2次大戦後にはナチスの戦争犯罪者を裁く裁判が行われた街。
のほほん物見遊山の観光客の私は、内心ちょっと、複雑な気持ち……。
季節は5月。ホワイトアスパラのシーズン。
ドイツ人は、このホワイトアスパラが大好きで、この時季をずっと心待ちしているという。Ich auch!
左端の野菜はルバーブ。
オランダに住んでいたとき、ルバーブのジャムをよく作ったものだ。
ほぼ中央の野菜が、大好きなアーティチョーク。 ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、どれも新鮮で、甘くておいしかった!!
例によって、いつも通りにビール!! それに、Wurst ヴォルスト(ソーセージ)!!
この街から、プラハまでの鉄道レールがないのは、ずっと不思議だったけれど、行ってみて、何気に解せるような気がした。ほぼ思い過ごしかも知れないが。
ニュルンベルグは、いろんな意味で、あらゆる意味で、先の戦争の歴史を背負っている街だ。
ニュルンベルグのウィキペディアより拝借。
連合軍の爆撃で破壊されたニュルンベルグ。
人々は、瓦礫のひとつひとつを拾い集めて、街を復元したのだという。
ドイツには、このように復元された街が沢山ある。
しかし、ナチスはヨーロッパに住むユダヤ人の3分の2を殺した。
『アンネの日記』より。
「わたしたちはけっして、ただのオランダ人にも、ただのイギリス人にも、いえ、その限りでは、どんな国を代表する人間にもなれないでしょう。わたしたちは常にユダヤ人だからです。でもわたしたちは、それを望んでもいるのです。」
これが14歳の少女の言葉なのである。
<追記>
1945年8月9日、長崎に原爆が投下された日。
2018年8月8日、沖縄の翁長知事が、亡くなった。
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