ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆旅ばなし 18回目 逢魔が時

              
                     
                                     中山道深谷宿にて

 逢魔が時。
 ふと、みつけた道。
 こういう入り口。
 足を踏み入れたくなる誘惑にかられます。


<追記>
 深谷宿というのは、和宮が碓氷峠を越えて、いよいよ江戸の地に入るのだと、中山道の松の木の元で、来た道を振り返ったというところ。
 その松が、十年ぐらい前まで、あったようですが、中山道の拡幅か、あるいは、老木となって危険になったのか、伐採されてしまったのです。
 
 そして深谷宿の次が熊谷宿。
 熊谷宿には遊女をおかないという決まりがあったため、深谷は、その種の職業で、とても賑わったとか。現在では、中山道沿いの建物にも、まったくその面影もない。
 吉原的だったのか、岡場所てきだったのか、深谷図書館に行けば、調べられるのかな。

 さて、その次の宿場が行田。ここはあの秀吉軍に唯一勝った忍城がある。

              『のぼうの城』(和田竜 小学館)

 この本が爆発的に売れ、映画化された。原作もよかったが、映画もなかなか良かった。和田竜が『のぼうの城』を上梓するまで、恐らく地元以外、だれも忍城の攻防は、知らなかっただろう。
 『のぼうの城』からは、NHKでも忍城の攻防は無視できないのか、今回の大河『真田丸』でも、描かれた。行田には、石田三成が築いた堤防が現存している。
 行田の、さきたま古墳群は、埼玉の語源にもなったところ。
 さきたま古墳は、関東に一大王権があったことを示していると言われている。

最新の画像もっと見る

最近の「旅ばなし」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事