ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇ 欠航

新千歳空港へ早めに到着し、早めに保安ゲートを通過する。
なんと、人で溢れかえっている。
床に座っている人もいる。
いやな予感。

指定の搭乗口へ向かう。

やっぱり、だった。
私の乗る前の便も、私が乗る便も、遅延。
隣の名古屋行きの便は欠航。


遅延と欠航が、相次いでいる。
各社のアナウンスが流れっぱなし。
新千歳空港に到着すべき飛行機が、降雪のため着陸できないのだと言う。
天候は、そんなに悪くない。
もっと吹雪いていた時だって、飛んだ。

やがて、空がみえてきた。
飛ぶかもと思ったのも束の間。
欠航とのアナウンスが流れた。

ここ数日、プラス10℃前後の日が続き、融けた雪で車はスリップして動けなくなっていた。
その所為だろうか?

それとも今日の氷点下の気温で、融けた雪がアイスバーンになったのか。
たしかに、鏡のようになっている。

欠航便の振り替えか、返金かで、そのためにチケットカウンターに並ばなくてはならないという。
その列で2時間超。
外国からの人も沢山いた。

家へ帰って来たのは、7時をとうに過ぎていた。

私とは入れ違いに東京から帰って来るはずの夫は、20:30の最終便が22:30になったと連絡があった。
新千歳空港への到着は零時を過ぎるだろう。
いったい、どのようにして帰宅するんだろうか。
JRの最終も、リムジンバスもない。
タクシーだって、長蛇にちがいない。

これだから、冬の移動はとっても大変、スリリング過ぎる。











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