ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇ 詩人尹 東柱(윤동주 ユン・ドンジュ)に、同志社大学が名誉博士号を授与

尹 東柱(ユン・ドンジュ 윤동주)の詩集。
『空と風と星の詩』 


同志社大学構内には、尹 東柱(ユン・ドンジュ、윤동주)の詩碑があり、多くの韓国人高校生や大学生、観光客が慰霊に訪れるという。

尹 東柱(ユン・ドンジュ、윤동주)の詩碑の、その隣にはもう一人の詩人・鄭芝溶(チョン・ジヨン 정지용、1903-1950) の詩碑が寄り添うように建っていますが、このように朝鮮半島出身者の石碑が2つも建っている大学は日本で他にないという。


同志社大学名誉博士号授与の報道記事。


「十字架」

         尹 東柱 윤동주 ユン・ドンジュ

追いかけてきた陽の光なのに
いま 教会堂の尖塔の先の
十字架にかかりました。

尖塔があれほど高いのに
どうすれば登ってゆけるのでしょう。

鐘の音も聴こえてこないのに
口笛でも吹きつつさまよい歩いて、

苦しんだ男、
幸福なイエス・キリストへの
ように
十字架が許されるなら

頸を垂れ
花のように咲きだす血を
たそがれゆく空のもと
静かに流しましょう。
            (1941・5・31)

※ 著作権の問題があるので、詩「十字架」の翻訳は、Deeplを使い、それを更に意訳しました。






















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