ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇『秋風秋雨人を愁殺す 秋瑾女士伝』  武田泰淳 著  ちくま学芸文庫

秋の雨の日には、かならず脳裡に過ぎる本。
断頭台に露と消えた辛亥革命の志士秋瑾。
武田泰淳、渾身の評伝。
巻末の鶴見俊輔の「主人公とは誰か」も名文。

秋瑾は、ローザ・ルクセンブルグと同時代。
二人に遅れて、第2次世界大戦中にゾフィ・ショル。

ローザ・ルクセンブルグは、何者かに撲殺され、ゾフィ・ショルは、秋瑾とおなじに断頭台、ギロチンで斬首。

彼女たちは、その短い人生、己の志しを見失うことなく生き抜いた。




秋霖の大通り公園。




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