お雛様を飾ろうと思ってから、家中、探し続けていた。
2年前に札幌へ戻ってきたときに、本来、置いていた場所から移動して、それ以来、行方不明。
幾日も幾日も、探す視点を変えてみようとか、まさかここにはしまわないよねというところまで、とにかく家中、探した。
もう、探す場所がなくなって、きっと、間違って捨てのだろうと諦めた時、何気に書棚の下段の隅奥に、目が行った。
それは、まるで、お雛様が、「ここだよっ!」て、合図をしてくれたような感じだった!!
奥と前に二段構えで本が立っており、その本の上には更に本が横積みされている。
その横積みされている本の僅かな隙間から、奥に本ではないものが、目にはいった。
何度も、何度も、見たところだったけれど、前面の横積みの本を引っ張り出すと、その奥に、なんと、発見!!したのである。
箱には、2年分の埃がのっかていた。
ひな祭りは、過ぎてしまったけれど、今日、一日は飾っておこう。
20年ぐらい前、我が家は男ばかりなので、自分のために買い求めたものである。
いとうみくさんの『ひいな』(小学館)
町の駅舎に飾られたお雛様のお話し。
だれも注目してくれないので、すっかりふて腐れてしまったひいなと、飾られなくなったひな人形のドラマチックなファンタジィ。
表紙のダンシング女雛が、何気に可愛い!!
実家の納戸に、もう半世紀も飾られていないひな人形がある。
亡き母のものだから、100年ぐらい前のひな人形だろう。
実家に住んでいる姉も、段飾りは面倒だと言って、ガラスのケースに入った内裏びなを買って、そればかりを飾っている。
実家のひな人形も、納戸の木箱のなかで、ふて腐れているにちがいない。
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