好きな作家を問われるときが、ある。 「高橋和巳」と答えると、「ああ、あの時代、流行しましたからね」と、軽く言われることがある。 私は、心の中で「だから、なんだよ!」と、ムッとする。 なんか、違う。 なんか、違うんだよ。 2018年6月に刊行。 小南一朗氏の文章が、胸に響く。 しっかりと、真面目に向き合っている人たちがいるじゃないか。 胸がつまる。