ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆ 『ブラッドランド【上】【下】』 テイモシィー・スナイダー 布施由紀子 訳 筑摩書房

            

 10月は毎年、チョー多忙を極める。
 そんななかで、私のノーテンキな人生にも、周期的にこの小心に持ちこたえられるだろうかという問題が派生する。
 今回はある一方向から、そうそうあの火縄の種子島! が、ビュン!と、飛んできた、ような気がしたのだった。
 
 種子島だって、殺傷機能は持ち得ている。
 山本八重のスペンサー銃だけが、殺傷機能が、バツグンというわけではない。

 その種子島の射程距離に、自分はいるらしいと悟ったとき、もう茫然自失。
 解決の糸口を見つけても見つけても、こんがらかる毛糸玉のように、どんどん解けにくくなる感じです。

 でも、結局、私のような得手勝手な人間にも、友人がいまして、この方たちが、本当に、力になってくれて、思いやりを持って背中をやさしく、撫でてくれます。
 ありがたいです。
 他人が、私を信じてくれると言うことは、本当に宝です。
 本当に、みんな、応援してくれました。
 本当に、理路整然と、やさしく。

 
 で、私が彼女・彼たちにせめて応えれることは、気張って、文章をかくことだと思い、かねてからを読もうと思っていたこの本を手に取ったみた。
 なぜなら、私は、アンネ・フランクが死んだ意味を、ずっと知りたくて、いろんな資料を読みあさっていたので。

 正直、吐きそう。
 気落ちしている時には、読めないかも。

 歴史は、酷。
 人間って、酷。
 今も、持続しているし。

 なんか、もっと、気持ちが波立たない本を、当分は読もう。

 

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