仕事からの帰り道、自転車に乗ってすぐに前のタイヤの様子がおかしいのに気がついた。空気が抜けているような感じ。
どうにか家までもってくれないかと期待を持って走り出すが、100メートルも走らないうちにタイヤの空気が完全になくなったようで、ガクンガクンと振動がくるようになった。
時間は夜の9時を過ぎているので自転車屋さんも空いていないし、途中の道において帰るような適当な場所もないので、押してかえることにした。
家まで4km位の道のりなので1時間くらいはかかるが、その間「なんで、パンクなんかするんや!」「ついてないな」といった気持ちには全くならなかった。
パンクしたという事実は事実として受け止めて、今自分ができることは自転車を押してかえることだけ。それを否定的にとらえるか、それともこんな経験はそんなにあることではないので、それを有効に使おうと思うかで、この1時間ほどの道のりの意味が違ってくるし、その後まで変わってくると感じていた。
最近あまり歩かなくなっているし、静かに考えたいこともあるし、それにはうってつけの状況が整っていた。
暗い道を自転車を押しながらいろいろなことを考えた。今の仕事のこと、家族のこと、将来のこと。
ばたばたした生活の中では考えられないようなことも、こんな環境では考えることができる。
たまにはパンクも悪くはない。
どうにか家までもってくれないかと期待を持って走り出すが、100メートルも走らないうちにタイヤの空気が完全になくなったようで、ガクンガクンと振動がくるようになった。
時間は夜の9時を過ぎているので自転車屋さんも空いていないし、途中の道において帰るような適当な場所もないので、押してかえることにした。
家まで4km位の道のりなので1時間くらいはかかるが、その間「なんで、パンクなんかするんや!」「ついてないな」といった気持ちには全くならなかった。
パンクしたという事実は事実として受け止めて、今自分ができることは自転車を押してかえることだけ。それを否定的にとらえるか、それともこんな経験はそんなにあることではないので、それを有効に使おうと思うかで、この1時間ほどの道のりの意味が違ってくるし、その後まで変わってくると感じていた。
最近あまり歩かなくなっているし、静かに考えたいこともあるし、それにはうってつけの状況が整っていた。
暗い道を自転車を押しながらいろいろなことを考えた。今の仕事のこと、家族のこと、将来のこと。
ばたばたした生活の中では考えられないようなことも、こんな環境では考えることができる。
たまにはパンクも悪くはない。