チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

成長の機会

2005-05-30 23:58:11 | 気づき
 仕事を通じて自分自身の甘さを思い知った。

 仕事を進めるにあたって意識的に慎重に進めたつもりだったが、これまで自分自身が経験したことのない状況がそこにはあり、結果として問題をおこし多くの人に迷惑をかけてしまった。

 初めての経験で失敗することはやむを得ないし、次から失敗しなければいいのかもしれないが、今になって思えばもう少し深く考えて、しっかりとした配慮をすることができたように思う。

 最近やってきた仕事が順調だったこともあり、一気にことを動かそうと力が入りすぎ、また自分自身思い上がっていた部分も失敗を招く原因になったのかもしれない。

 今後、問題は解決に向かうのか、さらに問題が大きくなるのかはわからないが、私のできることは誠心誠意対応すること。自分自身の立場を繕わず、防衛せず、攻撃せず、力を抜いて真正面から向き合うことだと思う。

 決して卑屈にはなっていないし、落ち込んでもいない。強がりをいっているつもりもまったくなく、貴重な経験をしていると思える自分がいる。

自分自身がもう少し成長する機会を得られたように思う。 

京都御苑の昼時

2005-05-29 23:55:10 | 旅に出て
 お昼時に京都御所の周りを歩いた。

 目的があったわけではなく、少しの時間があり、近くに京都御所があったので立ち寄ってみただけ。御所の中には入れないので、御所の塀にそって砂利道を少し歩いた。

 はっきりいって何も見るものはない。

 「平安時代からここを人が歩いてたんやな」とか、「応仁の乱の時にはこの辺でたくさんの人が死んだはずやから、霊がこのへんにはうようよしてるんかな」とか、「他にも歩いている人がいるけど何を考えてあるいてるんかな、楽しいんかな」とか考えながらぶらぶら歩いた。

 でもやっぱり退屈な道なので、少し塀沿いの道から外れて松林を通る道を歩き始めた。周りには人影がなくなりさびしい雰囲気。まさに幽霊でもでてきそうなワクワクする感じと、「幽霊でんといて」という気持ちが交錯する。

 しばらく歩くと、道が開け売店らしきものが見えてきた。『讃岐うどん』という幟も見える。おなかもすいてきたし、昼にしようと店に入ったが、荷物と一緒にさいふは別のところにおいたまま散歩にでかけたことを思い出した。

 注文する前でよかったというラッキーな気持ちと、讃岐うどんがたべれない気持ちを抱えながらまた歩きだした。

商店街のビジネスアイデア

2005-05-28 23:25:47 | ビジネスアイデア
 神戸の三宮駅から元町駅を過ぎ神戸駅手前まで約2.5kmほどの間、ずっと商店街が続いている。

 以前ここを歩いたのは5年以上前のことだと思うが、当時はところどころにシャッターが降りっぱなし店があった。不況や後継者難などの理由により閉店してしまった店だろうと思う。
それが今では神戸駅の手前のところでシャッターが降りた店を一部見かけたぐらいで、商店街はたいへん活況を呈していた。

 私が小学生のころから同じような作りで同じような商売をしている店もあれば、お菓子ショップ、100円ショップ、ドラッグストア、コーヒーショップ、携帯電話ショップ、フラワーショップなど、今時の日本の多くの商店街でよく見かける新しい業態の店もあちらこちらに見かけた。

 神戸の商店街の特徴としては、靴屋と女性ファッションが店が多いこと。

 この典型は今日歩いた商店街ではなく、この商店街と並行してJRの高架下に続く、通称「高架下商店街」。ここは本当に靴屋と女性ファッションの店ばかりで、また店がすべて小さいから、店の数はとにかくすごい。そこまで極端ではないにしても、靴屋と女性ファッションの店が今日歩いた商店街には多い。
 
 そういった商品のかたよりもあり、買い物のしやすさやまとまり感は、ディベロッパーが入ってゼロから作った郊外のショッピングセンターに商店街はかなわない。でも、ショッピングセンターにはないものが商店街にはある。

 それは意外性や賑わい。

 ショッピングセンターにはない「こんな店があるんか!」みたいな驚きの店が商店街にはある。「この店で誰が買い物するんや?」というような店も営業しているし、高級ブランドの店の横ににたこ焼きやがあったりとか、ショッピングセンターでは絶対に見られないような光景があり、それがとても楽しい。

 ドラッグストアに少し立ち寄った以外は、結局ぶらぶらと商店街を歩いただけだが、それだけで楽しい気分になれた。歩きながらビジネスアイデアを考えていた。

ライブドア堀江社長の起業の勧め

2005-05-24 23:59:03 | 覚えておきたい考え
 広島夕学講座に参加しライブドア堀江社長の「実践的企業家論」という話を聞いた。

 堀江さんが強調されていたのは「起業ほど良いものはない、なぜ起業しないのか」ということ。
 
 「起業によるリスクは限定的だがリターンは無限大」

 具体的には借金の個人保証さえしなければ、仮に事業に失敗しても損失は出資分だけ。一方で成功すれば株式公開や報酬などを通じて投資がいくらでも大きくなる。
堀江さんの場合は600万円の出資で作ったインターネット会社(オン・ザ・エッジ)が、上場時点で会社の時価総額に対する持分からすれば数百億円の価値になっていたという。

 「起業する人が少ないので、まだまだチャンスがいくらでもある」

 堀江さんいわく商売で成功するためには4つの条件があるという。
1 マーケットサイズが大きいこと
2 ライバルの数が少ないこと
3 少ない資本で開業できること
4 リターンが大きいこと

 この4つ全てが満たされていれば成功確率は非常に高い、世の中には星の数ほど事業があるので、この4つの条件を満たすものも多くあるという。見つからないという人がいれば、それは興味の範囲が狭いから見えないだけだ、ノーマークになっているだけだと言われていた。

 「4つの条件を満たすものがあれば、それが本当にやりたい仕事とは違ったとしてもまず取り組んでお金を稼ぐ、そしてそのお金で好きな仕事をやればよい。好きな仕事が4つの条件を満たさず、稼ぐ仕事でないとしても、前の仕事で稼いだお金で好きな仕事をしながら生きていける。」

 堀江さんの場合、今のインターネットビジネスは好きな仕事だから良いのだが、宇宙ビジネスやライフサイエンスビジネスにも興味を持っているとのこと。ただ、これらを最初に取り組んだら4つの条件を満たさず、今のような姿はなかったという。

 堀江さんは「論理的に思考することが重要」という割には論理的に話されないし、話の内容も特別なことではない。しかし起業についての話には妙に説得されてしまう。
先週の日曜朝に見たテレビ番組でも森永卓郎さんが起業のリスクやリターンについて今回の堀江さんと同じような話をされていたことも私に影響しているのかもしれない。

 話を聞いているうちに確かに起業しないのは損だなという気にだんだんなってきた。

新幹線の中での独り言

2005-05-22 23:31:33 | Weblog
 新幹線に乗って退屈になると前方のドアの上にある電光掲示板に流れるニュースに目をやりながら一人で盛り上がる。

テロップ:【女子プロゴルフ ブリヂストンオープンで宮里藍がプレーオフを制し2週連続V】

私: 「スッゲエ~! 藍ちゃんはプレーオフに出て、勝って、2週連続Vか。さすが藍ちゃんやな。」

【諸見里は3位タイに終わる】

「昨日までは首位やったのに。諸味里は調子をくずしたんか。やっぱり緊張したんかな?藍ちゃんみたいにアマチュア選手のツアー優勝はできんかったんやな。残念。」

【横峰さくらは27位】

「さくらちゃんは実力あるけどムラがあるなあ。今日のキャディは誰がやったんかな。さくらパパかな。ウェアは桜色かいな。」

【明日の天気予報】

「え~ おいおい、諸味里もええしさくらちゃんのニュースもええけど、藍ちゃんとプレーオフして負けた2位の選手はいったいだれやねん?」


 関西で週末を過ごすと言葉も関西弁になる。思考も関西弁的に思考した方が単刀直入でごちゃごちゃしない気がする。

京都のいいところ

2005-05-21 23:10:27 | ビジネスアイデア
 たまたま予約した御池通沿いのホテルに向かうため、地下鉄烏丸御池駅から地上に上がったとき、目を疑った。

 グレーを基調としたタイルが張られた広い歩道が伸び、その歩道沿いに落ち着きのある建物が続いている。新しさの中にも何か歴史を感じる通りがそこにあった。

 ホテルにチェツクインした後、嬉しくなって通りを歩きながら改めて御池通の変化に驚いた。

 数年前に京都駅が斬新なスタイルに生まれ変わった時は、その時も斬新さに圧倒されはしたものの「京都観光の玄関が新しくなった」程度にしか感じなかった。

 しかし、この御池通の変化は「京都が変わる」という印象を受けた。道路の変化は道路沿いの街を変え、人の流れを変え、都市の雰囲気を変える。そして御池通は京都の中央を走る通りということもあり、ここでの変化は郊外に道路ができるのとはわけが違う。

 過去の歴史にしがみついていた京都が、新たな歴史作りに動いている気がした。京都が変わろうとしていると感じた。

 歴史を守っていくことは大切なことだが、京都くらいの規模の都市になればそれだけでは不十分。歴史があるだけの街になり、街の魅力は次第に薄れていく。「一度行けばもういい」という街になる。

 古い歴史もあるし、それを壊さず調和のとれた京都の新しい魅力が必要だと思っていた。そこに行くと新たな変化があり発見があるというそんな街。歴史を守りながらも、新たな歴史を積み上げるような取組みが京都には求められていると感じていた。 

 京都のことを考えながら、私の住む広島の宮島のことを考えていた。宮島も京都が取組んだような歴史を守りながらも、新たな歴史を作り街の魅力を高める。そんな歴史を積み上げるような取組みが何かできないだろうかと。

Tシャツの似合う男

2005-05-19 23:53:57 | ファッションセンス
 5月連休に神戸で買った靴と、先週末に佐藤さんの店で買った黒のポロシャツのデビュー。

 昨年買ったものの、コーディネートが難しくてなかなか履く機会が作れなかったパンツを履くために買った靴とポロシャツ。
 
 薄いグレー地に青の細いストライプの入ったパンツによく合っていた。

 靴は自分で選んだが、ポロシャツはパンツを持っていき佐藤さんに選んでもらった。佐藤さんの一番のお薦めはTシャツ、2番目がオレンジ系のシャツだったが、仕事に来ていくにはどちらも派手だったので、3番目のお薦めの黒のポロシャツにした。

 Tシャツは色が派手だったということだけでなく、Tシャツに高いお金を払う気がしないということもあった。また、私にあまり合う気がしなかった。貧相なおやじか、またはだらしなく見える気がしている。

 でも、理想的には、所ジョージやダウンタウンの浜ちゃんのように、Tシャツを自然に着こなしたいと思っている。
このためにも体をしっかり鍛える。そしてTシャツの似合う男になる。

ママの野望

2005-05-18 23:48:10 | ビジネスアイデア
 「昼間の商売で成功すること」

 ラウンジのリーダー(=ママ)のあいさんの野望を聞かせてもらった。

 「日本にまだ入っていない、魅力的な小物類やドレスをロスから仕入れて販売することを考えているの。アパレル関係のお客さんがいないので、何からはじめたらいいのかわからずまだ実現できていないけど、実現したいと思ってる。」

 夢を語るあいさんの顔は、艶があり美しさがいっそう増していた。

 夜の商売で成功することを考えていると、勝手に決め付けていた私は、ママの意外な答えにたいへん興味を持った。

 私は夢を聞かせてもらうことが好きだ。そして夢を生き生きと語る人に出会うと、私が何か手伝えることはないかといつも考える。

 そういえば以前流行っていたWebショッピングのサイトに、素人だけれどブランドを持つ女性達が海外で買ってきた商品を販売するものがあった。
女子大生やフライトアテンダント、お嬢様といったものがブランドだったと思う。

 ママがブランドの中に入っていたかは覚えていないが、ママも立派なブランドだと思う。

 ママが選んだお勧め小物類やドレスを販売するのもおもしろいかもしれない。
例えば男性を対象にして、夜のお店の女性に渡して喜ばれる小物類を販売する。他に夜のお店の初心者の女の子を対称にして、お店で受けるドレスを販売する。どちらもママの得意分野だと思う。

 ママが持っているものを見るセンスとともに、ママというブランドを活かすとおもしろいと思う。

 いろんなお店のママが選んだ商品を販売する商品もおもしろいかもしれない。店の紹介も入れて一石二鳥だ。

せっかちですみません

2005-05-17 23:28:00 | 気づき
 トレーニングに行った。

 先週土曜日に始めて、日曜日にも行って、月曜日は歩くのが苦痛なくらいの筋肉痛になった。

 「もうトレーニングには行きたくない」

 月曜日は心の中で弱音を吐いていたが、それが今朝になって治まってくると、「体を鍛えたい」という感覚がやってきた。
仕事をしながらも「早く帰ってトレーニングがしたい」と思っていた。

 不思議なことがおきるものだ。

 トレーニングのことを何にも知らない私にジムのオーナーは親切にいろいろと教えてくれる。
「筋肉痛の時にはトレーニングをしてはだめ。トレーニングは1回に長い時間かけなくても良い。トレーニングの負荷は自分の限界を感じながら、そのそれを少しづつ高めていくようにやっていく。」

 無理をしないで、一方で自分の限界を少しづつ伸ばしていく感じがとても理にかなっているように感じた。

 体を鍛える方法と、仕事の能力を高める方法は似ている。無理をせず、一方で少しだけストレッチをかけることで能力は伸びる。効果があらわれる。

 仕事においては、せっかちな私は時に結果をあせりすぎる傾向がある。私自身についてだけでなく、一緒に仕事をするメンバーに対してもその傾向がつよい。特に今日はそんな一日だった。

 せっかちな態度をとってしまった皆さん。今日はすみませんでした。 

SONYはもういい

2005-05-16 23:17:13 | 気づき
 4年前に買ったSONYのデスクトップパソコンのディスプレイ上に、細い黒の横線が入るようになったのは買って2年たったくらいのころだった。
2年半、3年と時間がたつにつれ横線の数が増えていった。3年半たった時にイライラするくらいの数になったためディスプレイを買い換えた。

 最初の横線が入った時に不良品ではないかと思ったが、メーカー補償の期限が切れていたこと、そしてSONYのホームページを調べた時に、このような減少はまれにみられるが故障ではないというたぐいの記事を読んだことから、使えるまで使い続けようとあきらめた経緯がある。

 それが、今日SONYからメールが入ってきた。

 「パーソナルコンピューター「バイオLX」シリーズ専用液晶ディスプレイ無償点検・修理のご案内」

 VAIOをご愛用いただき、誠にありがとうございます。「バイオLX」シリーズにおいて、本体に付属の液晶ディスプレイ画面に、長期のご使用により黒色の横線や縦線が表示されたまま消えなくなるといった症状が確認されております。解析の結果、当該製品に使用している液晶パネルの一部に品質上の不具合があることが判明致しました。

 
 補償期間を過ぎていても修理してくれるらしい。

 私はSONYファンで半年前まではSONY製品ばかりを買っていた。パソコン2台、テレビ、ビデオ、MD3台、カセットデッキ、ラジオ2台、携帯電話4台。CD-RやMDなどの消耗品もSONYを買っていた。

 しかし昨年あたりから、SONYのマーケティングのやり方が気に入らなくなってきた。完成度は低い一方で奇抜な商品を導入して、しばらくするとまともな商品を導入する。また、近年のSONY製品は不具合が多い。SONYのパソコンは2台とも1年たった時に故障した。
携帯電話も2台続けて不具合。

 他社と比べた製品の持つ独特な魅力も年々薄らいでいる。

 私が勝手に思っているだけかもしれないが、SONYという会社にはあまり顧客志向というものが感じられない。
今回のような不具合は実はもっと早いタイミングで分かっていたのではないかと、想像だが思ってしまうとすごく腹も立つ。

 今回の件でSONYはもういいという気持ちになった。

運動会でスターになる

2005-05-15 23:00:02 | 気づき
 小学校に通う子供の運動会には保護者が参加できるリレー競争がある。

 一周80mにも満たない小さなトラックで、卒業生チーム、先生チーム、保護者チームのそれぞれ12名づつの3チームが速さを競う。

 足に多少の自信があり、加えてお祭り好きの私は、毎年必ずこのリレーに参加する。

 「あれ誰のお父さんや?すごい速いな~」という子供達の話す声、「あのお父さん速いね。普段から運動されてるのね」というお母さん達の話す声、まさに運動会のスターとなっている。

 こんな声が起きる事を頭の中でイメージしながら、リレーに参加する選手が集まる場所に向かう。

 確かに以前は知り合いの父兄から「速いですね!」と言われることもあったが、年々そんなことを言われる回数が減ってきた。今日は誰からも言われなかった。

 私自身には、とても小さな半円形のコーナー部分はそんなに速くなくても、直線部分ではわりといい線いっているというイメージがある。
どうやらこれは錯覚らしい。

 毎年リレーに参加した後は「トレーニングをして来年は速く走るぞ!」「コーナーの魔術師になるぞ!」と心に決めるのだが、実際のところはジョギングもほとんどしないし、全速で走ることなどない。
自分の意志の弱さを感じるとともに、年齢とともに速く走れなくなっている?のかもしれないということに寂しさも感じてしまう。

 小さな小学校の小さなグラウンドで行われる運動会だが、一度はスターになってみたい。

体をきたえるぞ

2005-05-14 23:56:03 | カラダを鍛える
 なまった体を引き締めようと食事制限と自宅でのトレーニングを始めたが、今回はどうも上手くいく自信がもてない。
そこで以前から気になっていたスポーツクラブ通いを真剣に考えた。

 上手い具合に土曜日の新聞折り込みちらしには、スポーツクラブの広告がいくつもある。

 トレーニングマシンの台数が地域ナンバーワン、広いサウナ付き、プールは25mサイズ、テニスコート付き、トレーニングしながら街が一望できるなどなど、スポーツクラブそれぞれの特徴が楽しそうな写真とともにちらしには書かれている。

 こういった写真に登場しているのは、すごくキャピキャピな女性だったりかっこいい男だったり、ここに通えばこんな人に会えるのかという、そんな楽しみもいだかせる。

 いろいろ悩んだあげく、やっぱり家から一番近いところがいいと思い、近くのジムに通うことにした。
徒歩1分以内のこのジムは、夜は10時まで空いているので、気楽な気持ちでいけそうなのがいい。

 ただ、スポーツクラブのような華やかさは外見からはなく、たとえるのなら体育会系闘魂ジムの雰囲気がある。
ジムの前の道は頻繁に通る道で、ガラス越しに見えるジムの中には筋肉もりもりの兄さん達がいて、時にシャウトしていた。

 少し近寄りがたい雰囲気を感じていた。

 でも、とにかくやってみることが大事と思い、トレーニングをする格好でお金を握り締めてジムに向かった。

 初めてジムの中に入りまじまじと中を見回すと、壁には筋肉もりもりの兄さん達の写真、筋肉を解説する図、壁一面に置かれたサプリメント、ルームランナーのようなマシンは一台もなくバーベルや鉄のリング、そして硬派なマシンが所狭しと並べられている。

 キャピキャピのお姉さんの代わりに、壁には筋肉もりもりの女性の写真があった。
 「トレーニングは戦い」みたいなことも書かれている。
 
 私の太ももよりもさらに太い腕をもったお兄さんがトレーニングをしていた。
 ボディービルディングジムというものがあることを初めて知った。
 
 後には引けないし、ナンパな気持ちはとりあえず忘れて、1ヶ月続けてみよう。

わらしべ長者

2005-05-13 23:05:36 | Weblog
 先週日曜日に作ったチョコレートが今日で全て無くなった。

 インターネットで見つけたレシピに従って、カカオマス、粉砂糖、粉ミルクを混ぜ合わせて作った手作りチョコレート。

 おいしいチョコレートができると信じて大量の材料で作ったが、結果は大失敗。

 細かく砕いたカカオマスを湯煎で45度に保ちながら溶かし、その熱で粉砂糖、粉ミルクを少しづつとかすところを、全部の材料をぶちこんで溶かそうとした。

 いくら一所懸命まぜても、温度を上げても全く溶ける様子がない。インスタントココアの材料のようなものができてしまった。

 万事休すのところに、救世主が現れ暖めたミルクを少しづつ加えながら最後は何とか流体のチョコレートとなり、それをトリュフ状の団子に丸めて冷蔵庫で冷やしてできあがり。

 チョコレートは想像していた味とは大違い。一応チョコレートの味がするし、食べられはするが、ココアの塊のような味がした。

 これが大量にできた。

 先週の日曜日は母の日だったので、アンデルセンで購入したワインと一緒に「おいしくないですよ」といって義母にプレゼントした。

 次の日義母は「有難うという」言葉といっしょにアンデルセンの商品券1万円分をくれた。

 わらしべ長者の気分だ。味についてのコメントはなかった。

 次はこれで何を買うかが問題だ。

手帳の中にみつけた言葉

2005-05-12 23:41:00 | 覚えておきたい考え
 メモ書き用に使っていた手帳の中に見つけた言葉。 

 考えるより為せ
 受けるより与えよ
 責めるより許せ
 そしるよりも誉めよ
 悲しむよりも悦べ
 
 まちがいない人生必勝の法則
 
 説明するひまさえ惜しい
 断行すればすぐわかる
 まねでよし行ってみよ

 
 誰かから聞いたのか、どこかで見たのか、いつ書いたのかも覚えていないが、10年くらい前に手帳に書き取ったのだろうと思う。

 当時も良い言葉だと思ったから書き取ったのだと思うが、どれ位この言葉に書かれていることを理解し、この言葉を受け止めようとしたのか、その時の考えや気持ちが知りたい。

 今この言葉を見て、たいへん素晴らしい言葉だと思うとともに、確信のようなものを感じた。

 考えるより為せ
 受けるより与えよ
 責めるより許せ
 そしるよりも誉めよ
 悲しむよりも悦べ

 これらを自然にできるようになれば、今よりもすごくいい人生を送る事ができるという確信。
明日からやってみよう。

松井証券

2005-05-11 23:11:43 | 覚えておきたい考え
 成長を続ける企業の経営者は成長の可能性があればそれをとことん追求していく、従業員を増やしビジネスを拡大し、会社の規模を拡大していくと思っていた。 そして大企業になることを考えると思っていた。

 昨晩参加した講演で話をされた松井証券の松井社長の考えはそうではなかった。
現在147名の従業員で226億円の営業利益を、従業員数は増やさないで伸ばしていくことを考えている。小規模であること、少数の従業員で経営していることを誇りにしている。

 松井社長は会社全体で営業利益がいくらになるかを考えるのではなく、従業員一人当たりの利益をまず最初に考えていた。目標は現在1.5億円ある一人当たり営業利益を5億円にすること。
単位当たり、つまり一人当たりや資本金1円当たりといった数値で成果を出すことが最も重要だと考えていた。

 松井証券はオンライントレード証券のナンバーワンで、経常利益の額でみれば証券業界全体で野村、大和、日興、三菱に次ぐ第五位。株式売買代金は野村、大和、日興の3社の個人部門合計とほぼ同額という実績をあげている会社である。
この成果は情報技術の進化という時流に乗って成功しているのは間違いないが、松井社長曰く、成功の本当の秘訣は「捨てる決断」だったという。

 「リーダーにとって大切なのは捨てる決断。これまでの決断のうち正しかったのは捨てる決断で、間違った決断は加える決断だった。」

 「捨てるものは全て過去に作ってきたもの、それを捨てることで得られるのは未来。過去から積み上げてきたものを捨てることに対して反対する人は多い。だから捨てないで加えるということをやりがちだが、捨てないと得られるものは少ないし、どんどん会社が水ぶくれしていく。」

 「現在の松井証券の姿があるのは、営業をやめるという「捨てる決断」をしたことによるもの。オンライントレード証券という形は捨てる決断をした結果として生まれてきたもの。」

 松井証券も利益が増えてくるにつれ、従業員を増やすことや、事業の柱を複数育てることが松井社長に提案として上がってくるようだ。でも松井社長はここでも捨てる決断をしている。

 「松井証券は徹底的に松井証券に戻っていく。松井証券は野村證券ではないし、野村證券にはなれない。なることがよいとも思わない。ビジネスの領域も必要以上に拡大しない。従業員を減らすことはあっても増やすことはない。組織は大きくしない。」

 松井社長の固い意思を強く感じた。
 
 また、松井社長の発言は型破りで、時に過激で反逆児的な印象を受ける。

 松井社長が反逆しているものは何か?

 松井社長がいま反逆しているものは、日本の証券業界の常識。しかし、これは松井社長が証券業界にいるからそうしているのであって、他の業界にいたとしても松井社長は反逆しているように思う。松井社長のポリシーがそうさせるように思う。

 松井社長のポリシーは日本郵船時代に徹底的に叩き込まれたもの。無駄なコストを徹底的に省く、松井社長曰く虚業と実業の線引き。
虚業とはお客様が認めていないコストで成り立っているもの、実業とはお客様が認めるコストで成り立っているもの。コストはマーケットが決める、お客様が認めるコスト=実業を残し、認めないコスト=虚業は全て排除するという考え。
 
 また徹底的にコストにこだわる松井社長だが、企業の最大のコストは「時代とのギャップ」だと話されていた。 時代をとらえられない、時代に合わないことをするのが最も高くつくことだ言われていた。そして時代をとらえ時代とのギャップを埋めるのが社長の役割、社長の決断だという。

 そしてこれからのビジネスで重要になるのは感性。組織はこの感性をいかに大事にするかを考えることが大切だと話されていた。 
「21世紀のビジネスは組織で統制を取って進めていくものではなく、一人一人つまり「個」が強くなる組織を考えていく必要がある」 とも話されていた。

 時代とのギャップを意識し、これから起きる未来をよむ、そして虚業と実業を見分ける感性を持つ必要があることを述べられているように思った。

良い話を聞いた。