軍艦島

30/9/2009

先週末、熊本と長崎に行ってきた。
生まれてはじめて九州に上陸。
空港での待ち合わせ時間に、友人から着信で目覚めてしまう最悪のスタートで始まった今回の旅。大慌てで駆けつけると、前代未聞の最短記録をたたき出し空港に到着。奇跡的に定時の飛行機に間に合い、これを機に今回の旅行ではミラクルが連発した男旅となった。「持ってますね、俺達は何か」




一時、東京の９倍もの人口を密度を誇り賑わった島は、1974年に無人となった。
鉄筋コンクリートの建物も、風化して外壁が崩れ落ち、雑草や野生の生物が浸食。爆弾が投下されたのかと見紛うほどの生々しい光景に絶句。島民の立退きからまだ３０年弱であるのに、これほどまでに無残な街になってしまうのか。

島からの退きが命じられた際、
島民たちは何を感じたのだろう。
何を思い、島を後にしたのだろう。

「もう少しだけ」

帰り際、そう聞こえたような気がして振り返った。
３０年前の住民の声なのか、はたまた俺の独り言か。。
答えは船の大きな汽笛音でかき消された。

「今日のお薦め」
B'z [ My Lonely Town ]