白血病闘病記は(1)で一旦終了します。

白血病闘病記(2)「再発編」は、後日掲載予定です。
少しの間、撮り溜めた写真をアップしていきます。

コロナ禍の先取り

2021-09-04 22:53:02 | 日記
 自宅生活が2ヶ月ぶりに始まった。

 足が地に付かない感じが違和感を増した。

 少しの間それはあったが、すぐに慣れた。

 人間というのは不思議なものである。

 順応性があり、その場所場所ですぐに順応する生き物なのだ。

 2ヶ月も天界(下界から見るとである…)に居た自分も例外ではない。

 生活の感覚は取り戻せたが、体が頭の思考についていけない。

 思うように動かないのだ。

 ゆっくりゆっくりと、まるでお爺さんのように。

 筋肉がほとんど落ちてしまい、特に足腰は触るとぺこぺこだった。

 人間の筋肉は使わないと衰えていく一方なのである。

 もちろんリハビリで時間を掛ければいつかは元に戻るはずである。

 (この時はこう考えていた。4年後の現在、まだ100%ではない)

 ただ10日後にはまた病院に逆戻りになるため、ひたすら普通の生活を

 する事だけに専念した。

 とは言っても、周りの出来事は目新しく変わっていた。

 新しい冷蔵庫が搬入され、新車が納車された。

 電気店へ行き、スーパーマーケットにも行った。

 銀行廻りをし、入院生活では出来なかった事を一通りした。

 免疫力、数値的には戻っているものの現実は違った。

 突進してくる人に対しても上手くかわせなかった。

 当然にマスク、腕のサポーター、杖、ニット帽なども外せなかった。

 マスクに関しては、この頃からコロナ禍を先取りしていたのである。(笑)

 便の状態と検温、食事の管理は自主的に記録していく。

 そうこうしているうちに、再入院の前日を迎える。