2017.03.17
今日は一日会社に休みを貰い、昨日の再診で市大病院へ向かう。
簡単な診察の後、入院先が決定したことを伝えられる。
その足で、NTT西日本病院へ向かう。
主治医を紹介され病気について説明を受ける。
白血病と言っても、数種類ある。
まず、急性と慢性の2種類。さらに骨髄性とリンパ性に分かれる。
白血病 → 急性 → 骨髄性
リンパ性
慢性 → 骨髄性
リンパ性
他に、血液系のがんとして
成人T細胞、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫などがある。
悪性リンパ腫は最近では、アナウンサーの笠井信輔氏が先日退院して、
テレビに復帰した事で有名である。
血液の中には、赤血球、白血球、血小板と3つの血球がある。
これらの血球が作られる過程で、生まれたての血球(芽球)が
本来赤血球、白血球、血小板に形成されるのだが、その過程で何らかの
異常で白血病細胞と呼ばれるがん細胞が作られ、血液や骨髄の中で
無秩序に増殖して行くのが白血病だ。
ここで急激に進行するのが急性白血病でゆっくりと進行するのが
慢性白血病。
そして、そのがん化した細胞の種類によって骨髄性、リンパ性、
骨髄異形成各種のリンパ腫とに分けられる。
自分の場合は、がん化した細胞が骨髄の中で急激に増殖した為、
通常は血液中には流れ出てこない芽球が、血管中に溢れ出て、高数値
となって検査結果に表れたのだ。
当然のことながら骨髄中にも表れていて、結果白血病細胞の数値基準を
大幅に上回っていた為、急性骨髄性白血病と診断された。
発症の原因は不明で、先生曰く、交通事故のような病気ですと。
因果関係は全くなく突然事故に遭うようなもので、対処法がなく、
10万人に6人の確率で発症するという。
数値上は20%とか30%という数字でしか出て来ないが、そこは
とても分かりやすく説明をしてくれた。
血中、骨髄中に溢れ出た芽球を取り出せるとして、それを両手で
くるくると丸めると、ソフトボールほどの大きさになるという。
それを考えると、大変ながん細胞の量だと理解ができる。
治療法、入院期間など説明を受け、
3月21日の入院に決定する。
入院までの3日間、今まで考えもしなかった、自分の生きてきた人生、
これからどうなって行くのか、「治ります、今は不治の病ではないです」
という先生の言葉を信じようとするも、死ぬかもしれないという不安、
いろんな感情が頭の中をめぐり、寝れなかった。
これから始まる壮絶な出来事はこの時は、まだ知る由もなかった。
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