白血病闘病記は(1)で一旦終了します。

白血病闘病記(2)「再発編」は、後日掲載予定です。
少しの間、撮り溜めた写真をアップしていきます。

カテーテルの野望

2021-11-07 11:47:41 | 日記
 2017.08.01

  考えてみれば予定通りの1週間ではあった。

  抗がん剤が始まり、それを終了後の次の1週間は体には何も反応は

  起こらない。

  その次の1週間で発熱をし、高熱がやってきてやがて収束していく。

  今回も予定通りに事は進んで行き、治療は終ろうとしていた。

  しかし高熱の1週間の終盤頃から体調に変化が現れ始めたのである。

  高熱が中々下がらない。

  全く治まらない。

  上がったり下がったり、毎日のように繰り返した。

  その週で治まってくれないと、次の週にカテーテルを抜くことが

  出来ないのだ。

  39.8℃、39℃、40.5℃、平熱~37℃、38℃、38℃~37℃

  1週間の記録だ。

  38℃。

  とうとう週をまたいだ。

  ~平熱~38℃~37.8℃。瀬戸際だ。

  退院は延びるのか。

  複雑な思いで居た。

  主治医の助手、あのイケメン先生が代わりに往診にきた。

  「カテーテルを抜きましょう」

  少し間があった。

  「え? 抜くのですか?」

  退院の日の1週間前の出来事だった。


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