
(投薬の副作用により、食後の急激な血糖の上昇で、大量のインスリンが
分泌されるが追いつかないため、急激かつ強烈な眠気に襲われる日々が
続く。)
2017.07.01
仮退院から2日目、久しぶりの自宅の雰囲気に浸っている間もなく、
右腰部分はさらに痛くなってくる。
この時点ではまだ腰痛の対処方法を模索し、まずは無難な市販の
シップ薬を貼り、様子を見た。
痛い。
貼る位置が違うのだろう。
位置を変えて様子を見る。
次の日、腰痛は治まっておらず、シップの位置を確認する。
すこしずらしまた様子を見る。
痛い。
おかしい。
よく見ると、痛い部分を中心に赤いポツポツが出ていた。
やがてそれは水膨れとなって、右腰全体に広がっていった。
痛みはさらに増していき、断続的に強烈な痛みに変わっていった。
2017.07.07
織姫と彦星にろくにあいさつをする間もなく、再入院の日を迎える。
強烈な痛みのまま主治医の指示通り、皮膚科を受診する。
皮膚科のドアを叩き中に入った。
大体は患者の症状をすべて聞き、患者側も自分の身体の症状を事細かく
説明をし、さまざまな症例を参考にして診断結果を出すのだが、
その先生は、上着を胸のあたりまで上げ後ろを向き、その箇所を見た
瞬間、答えを出したのだ。
「帯状疱疹です。」
一瞬の出来事だった。
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