安らぎの里・お絵描き、写真、時々古典

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古文 枕草子

2017-07-26 20:14:51 | 古文



古文 ・・・枕草子・・・ 

 


清少納言  生没年未詳  
平安中期 西暦999年頃の女流随筆家。


「枕草子」は清少納言が、宮廷生活を送った、
十年間ばかりの体験を素材に書かれたものである。
長短、さまざまの文章、役三百段を編集した作品。
宮廷生活での見聞や感想を女性としての立場から
簡潔な表現と軽妙な機知でとらえている。
最初の随筆文学。後代にも多くの影響を与えた。

 
 




春はあけぼの(一段)

春はあけぼの。やぅやぅ白くなりゆく山ぎは、
少しあかりて、紫だちたる雲の、
細くたなびきたる。


現代文
春は夜明け(に限る)。だんだん白みつつある 山際の空が。
明るくなって、紫がかった雲がたなびいている(のがいい)。


夏は、夜。月のころは、さらなり。闇もなほ。
蛍のおほく飛びちがひたる、
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。雨など降るも、をかし。



現代文
夏の夜の満月のころは いうまでもない。 これが又(いい)。 
蛍がみだれ飛んでいるのや ほんのすこし 
ほのかに光っているのも いいものだ。
雨の降るのもまたまたいいものだ。

一段にあと、秋と冬がある・・





有難うございました。~ 







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