近世の文学 2
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世間(せけん)胸算用(むねさんよう) 作者 井原西鶴
寛永19年(1642年)~元禄6年(1693年)
本名平山藤五といい、大阪の富裕な町民であった。十五、六歳ごろより俳諧(俳句)を学び、二十一歳で談林俳諧の点者〈採点する人〉になる。
浮世草子の代表的な傑作で、五巻二十五話からなる短編集。ことごとく大晦日の一日を描く。借金を取り立てる者、あるいは取り立てられる者金策に走る者など中下層町民の喜びと悲しみの入りまじった生活を、あざやかに描く。
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曽根崎心中(浄瑠璃の台本) 作者:近松門左衛門
承応二年(1653年)~享保九年(1724年)
越前藩士の家に生まれたが、十五歳の頃京都へ移住し、公家に仕えた。延宝年間(1673年~81)より劇作家として活躍し、歌舞伎や浄瑠璃の脚本を数多く残している。
当時実際に起こった町人平野屋徳兵衛と遊女お初の心中事件を素材にして作られた世話物浄瑠璃の代表作。初演当時から大変な人気を得た。
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古事記伝 作者 本居宣長(もとおりのりなが)
享保15年(1730年)~享和元年(1801年)
18世紀最大の日本古典研究家。 伊勢国松坂(三重県松阪市)の人。
木綿商の家に生まれるが、医者となる。医業の傍ら『源氏物語』などことばや日本古典を講義し、また現存する日本最古の歴史書『古事記』を研究し、35年をかけて『古事記伝』44巻を執筆する。
今日は寒かったです。見ていただいて有難うございました。
では又~~
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