古文 万葉の文学その1
大和・奈良時代(上代)の文学の中に、
古事記(伝説)・日本書紀(歴史・伝説)・万葉集(歌集)等がある。
人物や文学を見れば聞き覚えのある人、文学が多くある。
太安万侶(おおのやすまろ)・稗田阿礼(ひえだのあれ)・舎人親王(とねりしんのう)・大伴家持(おおとものやかもち)・山部赤人(やまべのあかひと)・柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)等・・・
百人一首もこの時代の歌が多くある。
その歌の中で、私の好きな歌が目に入った。こんなに古い時代の歌だったのかとびっくりでした。
白銀も金も玉も何せむに勝れる宝子にしかめやも
(しろがねもくがねもたまもなにせむに まされるたからこにしかめやも)
心にとまり子供のアルバムを作った時表紙にしていた歌でした。
昔々の人ってどんな生活だったのか想像もできませんが、子供を思う心、恋人、親、兄弟を思う心を素直に文字に表し、つたえていたのだなとしみじみ思いました。
改めてここで紹介したいなと思い古い時代の歴史に触れてみたいと思います。
● 古事記(和同5年)西暦712年
稗田阿礼が覚えていたことを太安万侶が記録したもの。現在残っているものの中で、わが国での最も古い書物。天皇家中心の歴史物語
上・中・下3巻からなり、大和言葉(日本人の言葉)を漢文で表そうとする努力の跡がうかがわれる。
上巻には、有名な
「天照大神(あまてらすおうみのかみ)の岩戸隠れ」、
「須佐之男命(すさのおのみこと)の大蛇(おろち)退治」等がある。
昔はあまり娯楽もなく映画が唯一というような時代、小学校でも、1年に1度か2度学校の講堂で全校集まっての映画鑑賞の日があったのを覚えています。
その時の1つに「天照大神(あまてらすおうみのかみ)の岩戸隠れ」を見た記憶があります。(@_@。
● 日本書紀 西暦717年
舎人親王、太安万侶らが編んだもの。
わが国で最も古い編年体(年代順で書かれている)歴史書
つづく・・
では又~