太郎にとって北軽井沢の別荘暮らしは非常に快適であったが
気になるのは時々おきる華子の放心状態である
華子は学生時代は清楚な美しさであったが
太郎と結婚して子育てをしていく頃から
成熟した肉感的な女性になっていった
その華子が放心状態になる日々があり
放心状態になるときには昔の清楚な美しさになっていく！
なんだろう⁉
太郎にはなぜか？解らない現象であった
つづく
北軽井沢の可愛い別荘レンです
まわりはカラマツの落ち葉がじゅうたんになってます
可愛いベランダです
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（株）マツダコーポレーション松田久子
TEL ０９０－３５９０－４３７０
メール mmatsuda-corp@nifty.com
オーナーは北軽井沢出身です
何でもご相談ください
太郎は晴ればれとした顔で別荘に戻ってきた
東京での懸案だった仕事がうまく動き始めたのだ
上機嫌で別荘に戻ると、ベランダで華子がボーっとしている
「ただいま、おいどうしたんだ」華子はハットして
「あら！おかえりなさい、いつ帰ったの」と太郎に気づかづにいたようだ
機嫌よく別荘に戻った太郎はいつものようにカラマツ林の中に入っていった
太郎の散歩は別荘の砂利道を通らずに直接カラマツ林の中を歩く
カラマツの葉がたまって出来た落ち葉のじゅうたんが心地よいからだ
太郎は東京から帰った疲れと落ち葉のじゅうたんの心地よさに
いつの間にか横になって眠ってしまった
つづく
北軽井沢の可愛い別荘レンです
家の周りはカラマツのじゅうたんです
一度寝転んでみませんか
１階の間取り図です
２階の間取り図です
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今 山の精が熊川のせせらぎ立っている！
繊細で細長い指にセリを数本つまんでいる
なんと美しい人か！華子は身動きも出来ずに立ちつくした
切れ長で黒く涼しい目が華子の方を見た
華子はハットして思わず息をのんだ
「まるで川の精だわ、あの人がうわさの人」
山の精と華子の初めての出会いだった
つづく
北軽井沢の可愛い別荘レンです
きれいな熊川の近くにあります
１階の間取り図です
２階の間取り図です
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華子は中軽井沢から峰の茶屋を通り北軽井沢に向かった
華子が住む南木山別荘地の近くにきれいな熊川が流れている
「あら！」川の近くで華子が車を止めた
その人はざわめきを上げて流れる清流の中にすくっと立っていた
細くすらりとした長身に水色の服を着ている
面長で透きとおったおもざし、黒くふさふさした髪が
堀の深い顔の美しさを際立たせている
「あの人が山の精⁉」・・・
つづく
北軽井沢の可愛い別荘レンです
別荘地のメイン道路に沿って建ってます
後ろ側です
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今日は所用が出来て太郎が東京に帰ることになった
華子が新幹線の軽井沢駅まで送って行く
行きは急ぐので峰の茶屋の信号を左折して軽井沢駅に向かった
早朝に高原の道を冷たい風をきって走るのは心地よい
白糸の滝を過ぎ旧軽井沢のカラマツ林ぬけると軽井沢駅だ
太郎が軽井沢駅のエスカレーターで登るのを見送って
帰りは中軽井沢に向かう
中軽井沢に巨大スーパーのツルヤがあるからだ
このスーパーは品物が多く新鮮で安い
いつも軽井沢族でごった返しているが開店直後はすいている
華子が好きなのは花豆の”おこわ”だ
ツルヤで１～２週間分の買い物をして
中軽井沢から峰の茶屋に向かうハイウエイを走る
このハイウエイはいつは知っても心地がいい
北軽井沢の可愛い別荘レンです
ベランダです
コーヒーを一杯いかがですか
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大学のテニスコートで芽生えた華子と太郎の恋は
初々しく純粋なものであった
「太郎さんのテニスって本当に強いですね、大学の対抗戦
すべてに勝つなんて私には無理」
太郎は照れながら言った
「僕のテニスは我流なので華子さんのテニスのようにきれいなホームではないですよ」
大学卒業後 紆余曲折の末 太郎と華子は結ばれた
太郎が北軽井沢に別荘を持ったのは
北軽井沢にはいたるところにテニスコートがあるからだ
子供たちとテニスを楽しむことが太郎の夢であり
華子の喜びであった
北軽井沢の可愛い別荘レンです
１階の間取り図です
２階の間取り図です
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オーナーは北軽井沢出身です
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太郎と華子の出会いは大学のテニスコートであった
太郎は大学対抗戦ではなばなしく活躍していた
太郎のテニスは実践向きでテニスの試合には何時でも勝っていた
春一番 テニス部に入部した華子が大学のコートに現れた
ウオー！ 部員たちはいっせいに声を上げた
長い黒髪をなびかせてテニスコートを走り回る華子は
まるで妖精が舞っているような美しさだ
中高一貫校の男子校で過ごした太郎にとっては
唯々 息をのむような美しさの華子に見とれていた
つづく
北軽井沢の可愛い別荘レンです
１階のテーブルは中心で料理が出来ます
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北軽井沢の可愛い別荘レンをご紹介します
レンは樹齢５０年のカラマツ林の中にあります
浅井国三郎が開発造成した５０万坪の別荘地の中にあります
ベニバナイチヤクソウが群生してます
この別荘の周辺にはベニバナイチヤクソウの群生が見られます
こんなかわいい別荘です
是非とも遊びがてらに訪れてください
ベランダやお庭でバーベキューを楽しんでください
ベランダでは電気プレートで簡単にオイル焼きやすき焼きをどうぞ
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オーナーは北軽井沢出身です
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左右に羽を広げた赤い三角形の屋根、茶色の外壁
真ん中の窓は３段になって天井まで付いている
都会で数十年サラリーマンをしていた太郎が
健康とストレス解消のために造った別荘である
カラマツ林の中にあるこの別荘を愛した太郎は
仕事の合間を縫って足しげく別荘に通っていた
コロナの発生でここで仕事が出来るようになった
仕事に疲れると横になって障子越しに
高いカラマツを見上げる
仕事と静養がいっぺんに出来る
コロナのおかげだ、太郎は苦笑した
つづく
北軽井沢の可愛い別荘レンです
北軽井沢の可愛い別荘レンの後ろ側です
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オーナーは北軽井沢出身です
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妻の華子が出てきた「カラマツの芽吹きっていつみてもいいわね」
そして言った「カラマツは何十年たっても若々しい芽吹きをするけど
私達人間には生き生きとした芽吹きがないのよね」
華子はほっとため息をついた
その後華子が南木山のの女になっていく様を太郎はまだ知らない
太郎は黙って階段を降りて黄緑色の樹林の中に消えていった
「変な人」見送りながら華子がつぶやいた
つづく
北軽井沢の中古別荘別荘レンです
北軽井沢の可愛い別荘レンのベランダ
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ここは北軽井沢の南木山（なぎさん）別荘地 軽井沢よりも
標高が２００ｍ高く太いカラマツ林の中にある
木漏れ日を浴びて壮年の男が一人ベランダから何やら見ている
男の目線はカラマツの芽吹きだ
その後 彼に起こる数奇な運命などには思い及ばずにいた
樹齢５０年のカラマツ林が林立しいっせいに芽吹いている
高原の太陽の光にキラキラと輝いている
何という生命力だ、自分にもこんな生命力が欲しい！
つづく
樹齢５０年のカラマツ林の中に建ってます
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オーナーは北軽井沢出身です
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浅井国三郎の【一本の杖】からスタートした山は見事に変身した
地中深く大きな石や砂利をいれてしっかりと造った砂利道
道の両側には石垣が造られた
中心にある道路は舗装した
大きな石灯篭を所々に配置した
山の所々にある小川は自然のままに流れている
カラマツの森林だった南木山は自然を保ったままで
見事な別荘地に変身した ‼
国三郎が望んだ【自然をあるがままに生かした別荘地】が出来た
南木山 晩秋のモミジ
浅井国三郎が造った南木山別荘地の中にあります
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浅井国三郎は先祖代々の農林業を引き継ぎながら
新しい事業を次々と展開していった
地域の人々の推薦でこの地域の町長もしていた
当時の名士の付き合いは芸者遊びだった
仕事がらとはいえ国三郎の芸者遊びは年々多くなっていった
そしてついに芸者の一人をお妾にしてしまった
フミは家に帰らない国三郎を夜ごと待ち続けていた
フミは悲しくやりきれない気持ちを子育てや家事、家業を
使用人を使って精一杯やることで紛らわせていた
フミの影響で使用人達もよく働き農産物の収穫量は大変多かった
当時の財を成した男たちは皆お妾を持つのが通例だった
フミは【ひたすら耐える女】になっていった
つづく
浅井国三郎が造った５０万坪の南木山別荘地の中にあります
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オーナーの松田久子は北軽井沢出身です
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ここは狩宿（かりやど）北軽井沢の近くにある小村だ
狩宿という地名は昔この土地を収めていた大名が狩りをして
この地で宿を取ったため【狩宿】の地名がついたといわれている
季節は秋 空がぬけるような快晴な日 フミは
紅白の房とたくさんの鈴をつけた馬に乗って浅井国三郎に嫁いできた
色白で面長、パッチリとした目、その美しさに
人々は息をのんだ ‼
馬から降りるフミを見て人々は称賛した
【まるで白い鶴が舞い降りたようだ】
【こんなにも美しい人を見たことがない】
【こんな田舎によくもあんなに美しい人が来たものだ】
村人は達はうっとりとして見つめていた
その後この美しい花嫁を襲う数々の試練を知る由もなかった
つづく
北軽井沢の可愛い別荘レンの後ろです
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オーナーの松田久子は北軽井沢出身です
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浅井国三郎は一本の杖で斜め上を指した
「ここには小川が流れている、小川に沿ってこの方向に道を造って石垣を積む」
浅井国三郎の持つ１本の杖は５０万坪もある山中に縦、横、斜めと道を開いた
国三郎の指し示す杖の正確さに測量士と土木技師は舌を巻いた
大きな石を運んで石垣を造り、道路には石と砂利を深く入れて道を造った
所々に大きな燈篭を造り道しるべにした
「カラマツの森林だった南木山は、その自然を保ったままで
見事な別荘地になった」
自然をあるがままに生かした別荘地に変身したのである
近くにある照月湖鬱蒼とした樹々に囲まれた湖
咲き乱れるキキョウ
咲き乱れるキキョウ
南木山別荘地の中にあります
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