智慧
綻びがないのを「智慧」といいます。
智慧の序 -「命」
智慧は活発ゆえに「命」と顕現します。
命の序 -「記憶」
命は飽かず・弛まず「記憶」し続けます。
生命体の序 -「活動」
生命体は記憶したように「活動」し続けます。
原生生物の序 -「ひとつの命」
原生生物は分裂するけれど仲間を己の分身と知る智恵を身につけます。
即ち、仲間と己は切っても切り離せない絆で結ばれていると知ります。
仲間と己の命は一つであると知る故に、仲間を疑うことはありません。
生物の序 -「愛の芽生え」
魚類の卵や植物の種子は母体の愛に育まれて生れることが出来ました。
卵や種子はやがて生育して、母体が愛してくれたように愛するのです。
愛する一生を覚え・信じて、次世代へ受け渡し・受け継いでいきます。
そうすることで、仲間が地上に繁栄していく途を選んで生きています。
胎児の序 -「信じ・遵い・従う法」
胎児は母体に護られている事を知るが故に母体を信じる法を憶えます。
胎児は母体を信じる法を保つがゆえに、母体が遵う法にも遵うのです。
つまり、胎児は母体が信じるように信じ、母体が従うように従います。
信じ・従う智恵は胎児が産まれた時には既に血肉となっているのです。
哺乳類の序 -「新たなる学習能力」
体験した事から何かを学習する哺乳類の智恵は驚異的と云えましょう。
人間の序 -「驚異的な学習能力」
人間も母を信じることを覚えますし、母に倣って従うことを覚えます。
人間は体験を積む中で次々に新しい智恵を生み・増やしていくのです。
人間の智恵の特徴は生れた後の体験から短期間で多くを学ぶことです。
人間に新たな知識がつく速さは他の生き物の速さの比ではありません。
つまり、人間の学習能力は他の哺乳類に比べて極端に高いといえます。
日本人の序 -「闇雲」
日本人は何事に寄らず闇雲に突っ走って遠まわりする傾向があります。
この闇雲な行動には「合理的行動」と「不合理な行動」とがあります。