ツイッターを覗いていて最初に、
ハーバード大学サンデル教授の名前が飛込んできて、それで茂木健一郎氏のツイートに関心を惹かれて目を通すことになった。
茂木氏シリーズは概ね「10連続ツイート」が標準セットになっているのか…ともかく、一連のツイートを載せさせていただきます。
お題は『茂木健一郎の宇宙』ということに致します。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(1)昨日の司馬遼太郎記念館での講演、予定していなかったのだが、途中でつい日本の大学の現状についての激論になってしまった。入試が「思考のプロセス」ではなくペーパーテストの「正解」を求めるものだから、子どもたちが時代遅れになる。ばーっと噴火すると、みんな笑っている。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(2)例えば、東大法学部の授業は教授がマイクでしゃべって、それを学生たちが書き取るというスタイルになっているけど、ハーバードはサンデルさんの授業でわかるように議論のプロセスを重視する。この違いが資質に重大な影響を及ぼす、と熱弁していたら、みな肯いて聞いている。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(3)日本人の国際競争力を上げるためにも、大学改革は避けられない。一方で、私は別に反大学ではない。「ああ、あいつは反大学だから、あんなことを言っているんだ、オレタチには関係ないよ」と大学の関係者が思ってしまったら、変わるものも変わらなくなってしまう。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(4)現状に対して批判を加える時には、関係者との利害対立ではないのだ、ということを確認する必要がある。Aという人たちの利益をうばって、Bというかたちで再分配しようとしているのではない。むしろ、Aという人たちも良くなるようなことを、提案しているのである。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(5)記者クラブ問題もそうで、記者クラブに属して仕事をされている記者たちの利益を害することが目的ではない。記者クラブを廃止して、会見をオープンにすれば、新聞やテレビの方も含めて、みんな仕事がより充実し、資質も上がりますよと、その道筋を示すことが大切だと思う。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(6)現状に問題がある時、ついつい議論が「us vs them」になってしまいがちだが、それではthemが浮かばれない。そうではなくて、あくまでも公正、中立の立場から、みんなの状況を良くするためにこんな提案をする。そんな視点を貫くことが大切である。難しいけれども。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(7)「玉虫色」の「たま」でもいいし、にゃあにゃあ言うネコの「たま」でもいい。とにかく、批判されるべき現状の中にいる人たちも、ついつい一緒にコタツに入ってしまうような、そんな温かい提案の言葉が、今この国では求められている。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(8)で、「たま」として改めて書くけれども、ペーパーテスト偏重の入試は改め、飛び級を認め(年齢制限の撤廃)、ネットの時代にふさわしいオープンな学びの場を提供するように、日本の大学は変わればいい。そうすれば、国際競争力は増すし、何よりも大学関係者のやりがいが飛躍的に増す。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(9)改革を志向する時には、つい「反対勢力」を措定しがちだけれども、それでは現状にすがりつこうとする人たちが警戒する。どこでもにゃあにゃあ入り込んでしまう「たま」のように、ふかふかの印象を与える改革の言葉が必要だ。工夫すれば、きっと見つかる。
kenichiromogi 茂木健一郎
以上、「たま」についての連続ツイートでした。
(2011年6月6日)
それで私が感じたところはコメント欄に載せてまいります。
私(管理人)の文は『青文字』、茂木氏の文章は『黒文字』です。
ハーバード大学サンデル教授の名前が飛込んできて、それで茂木健一郎氏のツイートに関心を惹かれて目を通すことになった。
茂木氏シリーズは概ね「10連続ツイート」が標準セットになっているのか…ともかく、一連のツイートを載せさせていただきます。
お題は『茂木健一郎の宇宙』ということに致します。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(1)昨日の司馬遼太郎記念館での講演、予定していなかったのだが、途中でつい日本の大学の現状についての激論になってしまった。入試が「思考のプロセス」ではなくペーパーテストの「正解」を求めるものだから、子どもたちが時代遅れになる。ばーっと噴火すると、みんな笑っている。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(2)例えば、東大法学部の授業は教授がマイクでしゃべって、それを学生たちが書き取るというスタイルになっているけど、ハーバードはサンデルさんの授業でわかるように議論のプロセスを重視する。この違いが資質に重大な影響を及ぼす、と熱弁していたら、みな肯いて聞いている。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(3)日本人の国際競争力を上げるためにも、大学改革は避けられない。一方で、私は別に反大学ではない。「ああ、あいつは反大学だから、あんなことを言っているんだ、オレタチには関係ないよ」と大学の関係者が思ってしまったら、変わるものも変わらなくなってしまう。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(4)現状に対して批判を加える時には、関係者との利害対立ではないのだ、ということを確認する必要がある。Aという人たちの利益をうばって、Bというかたちで再分配しようとしているのではない。むしろ、Aという人たちも良くなるようなことを、提案しているのである。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(5)記者クラブ問題もそうで、記者クラブに属して仕事をされている記者たちの利益を害することが目的ではない。記者クラブを廃止して、会見をオープンにすれば、新聞やテレビの方も含めて、みんな仕事がより充実し、資質も上がりますよと、その道筋を示すことが大切だと思う。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(6)現状に問題がある時、ついつい議論が「us vs them」になってしまいがちだが、それではthemが浮かばれない。そうではなくて、あくまでも公正、中立の立場から、みんなの状況を良くするためにこんな提案をする。そんな視点を貫くことが大切である。難しいけれども。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(7)「玉虫色」の「たま」でもいいし、にゃあにゃあ言うネコの「たま」でもいい。とにかく、批判されるべき現状の中にいる人たちも、ついつい一緒にコタツに入ってしまうような、そんな温かい提案の言葉が、今この国では求められている。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(8)で、「たま」として改めて書くけれども、ペーパーテスト偏重の入試は改め、飛び級を認め(年齢制限の撤廃)、ネットの時代にふさわしいオープンな学びの場を提供するように、日本の大学は変わればいい。そうすれば、国際競争力は増すし、何よりも大学関係者のやりがいが飛躍的に増す。
kenichiromogi 茂木健一郎
たま(9)改革を志向する時には、つい「反対勢力」を措定しがちだけれども、それでは現状にすがりつこうとする人たちが警戒する。どこでもにゃあにゃあ入り込んでしまう「たま」のように、ふかふかの印象を与える改革の言葉が必要だ。工夫すれば、きっと見つかる。
kenichiromogi 茂木健一郎
以上、「たま」についての連続ツイートでした。
(2011年6月6日)
それで私が感じたところはコメント欄に載せてまいります。
私(管理人)の文は『青文字』、茂木氏の文章は『黒文字』です。
「ああ、あいつは反大学だから、あんなことを言っているんだ、オレタチには関係ないよ」と大学の関係者が思ってしまったら・・・思ってしまう体質であると社会が認識する必要を感じます。
Re.たま(4~9)
すなわち、日本校の特徴・欠点は講義が講義で終る。そこから如何に脱皮させるかに茂木さんの存在の意味を感じます。
Re.たま(2)
みな肯いて聞いて・・・「うなずく」は「肯く、頷く」と変換され、「うなづく」は「頷く」と変換されます。茂木さんは「うなずく派」でしたか☆~
しかも「肯く」を選択なさいました。日本の古語辞典に「肯く」の意味はあるのでしょうか。魂の交流が苦手な日本人かも★
Re.たま(ALL)
普通の現代日本人は認知症であろうと私は考えている。認知症であれば魂の交流が出来ないのも道理。
即ち、普通の現代日本人は認知症であると認知するところから全ては再出発すべきではないだろうか。
普通の現代日本人は認知症であると認知できる人同士が手をつなげば、その人間の連携で繋がった細い糸を足掛かりに登ってくる人は幸せです。
なぜなら、犍陀多が摑まった蜘蛛の糸と違って現代の細い糸はどんな裏切りにあっても切れることは無いでしょう。
私が世間に感じるのは、普通の人を歓迎する普通の社会であり、その姿勢が公にも普通の私的システムにも普通に受け入れられていて、それは大手メディアも教育者も司法も例外ではありません。
即ち、普通以外を拒絶する体質に未来は無いと断言できるのです。
これを逆説的にいえば、普通以外に真理の存在を信じられない体質からは正しい発展は望めないと断言でき、普通以外に過ちの危険性が潜むとは言えても、普通以外の途を恐れてはならないと結論付けられる。
普通以外に地獄と極楽は存在するのであり、普通の現代日本人に希望がないとは既に述べたとおりです
ここまでの私の論に誤りがなければ、普通以外を受け付けられない体質は国民と社会の幸福・福祉に対して害を為す恐ろしい存在に違いありません。
なお【普通って?】には、より詳しく述べました。
http://blog.goo.ne.jp/hitomikouhei/e/5fc6559efdce0da2af4317f2daeaf155