天体観測～ひとりあそび⑧～

天体観測を始めたのは高校に入ってからである。
高校に地学部があり天体観測を日々行っていた。
日課は太陽の黒点観測である。

高校生期

部活では相対性理論を学んでいた。
理解するというよりも想像していた感じである。

夏休みには学校に泊まり込んで流星観測もしていた。

そして自宅にでは天体観測用の望遠鏡を使って星を眺めていたのである。

月
火星
木星
土星

田舎なので空気が澄んでいて夜には星が砂のように煌めいていた。

特に冬はいい。
とりわけ空気がきれいでよどみなくシーンと静まり返った夜に
風でこすれる木の葉の音だけが聞こえてくる。

月のクレーターがくっきり見えて、遠く離れた月が眼前に現れるのである。
神秘的な空間にひとり感動していた。
宇宙に興味を抱くきっかけになったのである。