ちーむひじかた<管理人の小部屋>

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AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~

2009-06-23 21:22:47 | 徒然(その他)
ガガガ文庫のラノベ。
中二病全開の登場人物達が繰り広げる学園ラブコメ。

最近の学生さんは、周囲から浮かないように、とか、周りと同調するように空気読んだりとか、色々大変だなぁ…とか思っちゃったよ。
おじさん、自分の学生時代は"周りの目なんぞ意に介さない"っつう面ではこの小説に登場する妄想戦士(ドリームソルジャー)と同じレベルだったからなぁ。
同級生の鼻歌に「お!?それラスト・ハルマゲドン(PC-9801他で発売されたRPG)のテーマ曲?」とか言って「あ?んだよ、それ?ラストなんちゃらとか知らねぇし」とか言われてみたり。
廊下の角とかでソレ系の友人とばったりぶつかりそうになったら「もんすたぁ・さぷらいずど・ゆぅ!」とか言って先制攻撃したり。(解説:3DダンジョンRPGの雄「Wizardry」でモンスターとエンカウントすると、一定確率で自分かモンスターの先制攻撃が発生し、モンスターの先制攻撃だった場合に「Monster Surprised You(モンスターはあなたを驚かせた)」って表示される事に由来。ドラクエの生みの親である堀井雄二氏もWizファンで彼の「ポートピア連続殺人事件」で壁の落書きとして「もんすたあ さぷらいすど ゆう」が登場)
まぁこの小説のメンツほどじゃない…とか言いつつも、まぁ似たようなモンですね。
つーか、誰もが通る道でしょw

中二病のアレとしましては、横文字とか当て字とか、なんかビジュアル的要素を求めるといいますか、語呂とか語感で「意味わかんねぇけどなんかカッコイイ!」ってぇのにもビビーンときちゃったりなんかしちゃったり。
例えば、ゲーム「ローリングサンダー」の主人公はコードネーム:アルバトロス。
アルバトロスといえば、オッサン世代にはゴルフの規定打数に対して何打であがったかを表す単語(パーとかボギーとかバーディとか)のうち、-3打を表すのがアルバトロスなので、そっちのほうがピンとくるでしょうけど。
でも元々「アルバトロス」は「アホウドリ」のこと。
日本では人に対して警戒心が薄く飛び立つときも長距離の助走が必要で間抜けにみえるせいか「アホウドリ」と名付けられてますけどね。
ゴルフの場合は、風をとらえて長い距離を飛行するこの鳥と、ロングホール(パー5)を2打であがるロングドライブをかけて、アルバトロスとなったそうで。
語感だけでいえばアルバトロスって「お、いけてるかも?」と思うわけですよね。
実際アタクシも初めて「アルバトロス」という単語を聞いたのは懐かしの2Dゴルフゲーム(PC-8801系)のタイトルで、当時小学生だったアタクシも「タイトルカッコイイ!」って思ったクチですから。
でも意味を知っちゃうと「コードネーム:アルバトロス」は「源氏名:アホウドリ」(源氏名はちっとちがうか。でもちょうどいいのが思いつかん)みたいな感じなんでかっこわるいですねw

ハナシを本に戻すと、呼んでる途中はもっとファンタジー寄りに落としていくのかなと予想していたのが逆方向に着陸したのが意外でした。
いや、意外だったってだけで、裏切られたとかつまんないとかそういう意味じゃないです。
読者の想像をひらりとかわして想像外の展開にするのも大切なファクターですな。

しかし最近、漫画雑誌を2誌購読停止したおかげで電車の中が絶好の読書タイムに。
みさかいなく本を買いあさってるなぁ。


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