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魔導具師ダリヤはうつむかない

2019-09-27 08:43:12 | アニメとかマンガとか
MFブックスレーベルから出版されてるファンタジー小説「魔導具師ダリヤはうつむかない~今日から自由な職人ライフ~」のコミカライズ1巻が9/25に発売。
面白いことに、MFブックスと同じ会社の角川コミックエースレーベルから作画・釜田氏版の「魔導具師ダリヤはうつむかない~今日から自由な職人ライフ~」(以下エース版)とマッグガーデンのブレードコミックスレーベルから作画・住川惠氏版の「魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~」(以下ブレード版)が同時出版されるという不思議な状況。
当初、エース版のほうがサブタイ含めて原作小説と同じで版元も同じkadokawa系列なのでエース版が正コミカライズでブレード版が外伝かスピンオフなら同時出版もよくあることかと思ったんだがさにあらずでどっちも正コミカライズ。
うーむ、これは面白い試み。
一度コミカライズされた作品が時を経て再び別の漫画家によってコミカライズされるケースはちょいちょいあるけど同時進行とは。
再コミカライズの場合漫画家本人や編集者など関係者の全員あるいは誰かが前作に触れてて少なからず影響受けたりするんだけど、同時ならそういうこともなくコミカライズできるだろう。
キャラクターデザインなんかは原作小説の挿絵に引っ張られるだろうしむしろそっちに寄せないとまずかろうが、構成に関わる部分は編集者と作画担当のイマジネーションが大部分を占めるので進行とか取捨選択とかオリジナリティの部分で差が出てくるだろう。
とまぁそんなところに興味を引かれたので原作小説を読んでないけど2冊とも購入して読み比べ。
いやー、ほんと個性が出てておもしろいな、同じ原作なのにスタート位置からして違うからな。
あっちで書かれてたエピソードがこっちではカットされてたり、バランス取るためかセリフの言い回しが若干違ってたり。
完全オリジナルの面白い漫画を考えてかける人材発掘もいいけど、こういう原作小説を読み解いて漫画用に再構成してまとめる事に特化した漫画賞レースってのもあっていいんじゃないかとも思ったり。


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