どうしてもはしょっても長なるな、すみませんな、もうちょっとやし、
…2番目は中世のトルコ人の天文学者で悪い魔術を学び、王宮に入り込んで陰謀に加担したかどで投獄されたが、嫌疑不十分で釈放された
彼は、息子に魔術を伝授しようとしたが、あまりうまく行かなかったと言った
これも、翠さんは説得して昇天させた
3番目は昔のアラビア人の元船乗りで、後半はドクを作って町でひそかに商売をしていた
若い頃に婚約者を巡り、弟を死なせて以来、心が凍りついていた男だった
翠さんは丁寧に話を聞き、男の辛い告白を聞き出して楽にしてやり、昇天させた
一番最後に来た邪霊の男は手強く、Z…と名乗った
中世のポーランド人で、素行が悪く悪党仲間に入って旅をした
ある時山中で怪しい老人に出会い、ついてくるように言われ、一人で行くと、山の屋敷に着き、魔術を教えるから跡継ぎになれと言われた
老人は町で金持ち達を仲間に入れて悪いことをしているらしかった
Z…はその後釜になり、グループのリーダーになった
彼は正座している翠さんの前まで来ると、言葉で術をかけて倒そうとしたが、彼女は必死に心で抵抗し、神仏に祈ると、
Zの背中に7本の気の短剣が一斉に刺さって、彼は倒れた
翠さんが7人の神仏の名を呼んで祈ったため、彼らが助けてくれたらしい
(7人とはお釈迦様、イエス様、天照大神様、スサノオノミコト様、不動明王様、安倍晴明様、和気清麻呂様
ただし、その内5人の神仏は、ここのブログでは大昔からアダムが幽体で創作して自分で演じているという説をとっている
…又、安倍晴明と和気清麻呂は現世に転生中だったので、アダムが代理をした
従って、実質アダムが一人で、7本の気の短剣を飛ばして翠さんを守ったことになる
それを、当時の彼女はまだ知らなかった)
倒れたZの霊は、翠さんを見て、
「…お前は多くの神仏に守られているのだな…」
と言い、清まって昇天した
最後にエディはおそろしい大アクマのベルゼ○○に頼み、翠さんの所へ行ってもらった
翠さんは黒いしゃがんだ山犬のような気味の悪い怪物がアクマとはまだ知らず、邪霊の変わった一種と思い、戦った
非常にすばしこく、何度気の技で包もうとしても、するりと逃げられる
せっかくつかまえたと思ったら、身代わりにすり替わった式神だったことも何回もあった
が、アクマは翠さんを見た瞬間に、動揺をわずかに見せていた
大昔に彼が熾天使ルシフェルであった時、守護し愛していた少女に大変よく似ていたからだ
(この話は、神様により大昔に仕掛けてあったトリックだが、又いつか詳しく話す)
アクマは次第に弱気になり、いったんはみすぼらしい天使に変身してみせた
そして、自分は多くの罪をおかしたのだと元気なくジェスチャーで示してから、又サタンに戻った
翠さんはアクマがすみに潜んで動かないので台所へ軽い昼食を取りに行き、食べながら作戦を練った
そして、ひそかにアクマのいる居間に大きな結界を仕掛けて、いつでも閉じられるようにしておいた…
食べ終わり、居間へ戻ると瞬時に結界を縦に高く伸ばし、天面を閉じた
すると、さしものアクマも、逃げぞこなった
中でアクマは観念し、正座している翠さんに後ろからおおいかぶさった
彼女は最も激烈な、気の剣を使った技でアクマの丹田に穴をあけ、そこに天の神様からの白い愛の気のエネルギーを流し込んだ
アクマの幽体の内部は、真っ白の燃え盛る溶鉱炉の中のようになり、輪郭がはじけて破れそうになり、熱で清まって、ついに天使に変容した
息も止まりそうなほど5分位目を閉じて、必死に祈っていた翠さんが目を開けると、すぐ前に羽のない天使が立っており、見下ろして物静かに
「…ありがとう」
と言うと、天へ昇って行った
終わったのだ……
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