…飛んで来た幻の白い雲が小さくなり、ぱっと私の頭頂から中に入りました
えっと思う間もなく、雲は中を素早く下へ降りておなかの底に当たって反転し、胸の中へUターンして上がって又おなかの底へと降りて、を2回繰り返したと思います
3回目におなかの底部へ降りた時、(それまで自分の居場所を探しているようでした、)
居場所を見つけたのか留まり、点のように消えて、そこを中心に周りに向かって、ふわあっと暖かい気のもやがおなか中に広がりました…
まるで春の陽だまりにいるような、ぽかぽかした感じが全身を包み、私はうっとりとなりました…
(いいなあ…、こんな感じだったら、ずっと続いてほしいなあ…)
私は恍惚となり、しばらくそのぽかぽか感に身を任せていました…
数分も経つと、その感じは消えてしまいました
…あれは、一体何だったんだろう?……