…私にはさっぱりわけがわかりませんでしたが、別にその後何もなく、過ごしていました
それから1週間ほどして夜に一人で正座してテレビを見ていると、右後ろに幼い時の氏神様が立たれた気配がしました
(あっ、○○様だ!)
私は驚いて、目を閉じて瞑想し、精神を集中しようとしました
この氏神様は平安時代の方で、神社で銅像を見たことがあり、霊の平安時代の靴の足元だけがかろうじてうっすらと見えたので、そう感じました
私は恐れ入って待ちました
…すると○○様は後ろから私のおなかより少し下の位置に、幻の銀の帯を締めて下さいました
普通の帯じゃなく、中央が下に小さく半円形に広がった、変わった形です
その真ん中には1センチ位の赤い甲羅の亀の飾りがついていました…
奇妙な幻を見たものです
おまけにその後、私の膝に幻の白い紀州犬が来て座ったので、愛しくなり、よしよしとなでてやりました…
…幻は大体それで終わり、気がつくと背後におられた○○様も帯も、犬も、消えていました
…私には、まだその意味はわかっていませんでしたが、実は予告だったのです……