kuroの気楽な日々!

徒然の慰めに書き綴る気儘なコラム

2016-10-31 21:11:17 | 日記

                

私は蛇が大嫌いです。

たぶん多くの人が同じことを言うと思います。

ところがそんな私が少年時代を東北の山の中で過ごしていたのです。

なまなかな山の中ではないのです。

冬などは自宅の前からスキーを履いて通学するようなそんな山の中です。

だから蛇との遭遇機会は非常に多かったと言えると思います。

     

     

自分の家の畑に入るとシマヘビ、自宅の納屋の薪置き場にはアオダイショウ。

自転車に乗っていると道端の草むらからいきなりシマヘビが横断。

そのたびにゾゾーッと鳥肌立ち自転車の運転が危うくなる始末です。

その当時はこんな山奥の集落にプールなんて洒落たものはなく夏は近所の川の淀みで水遊びをするのですが、そんな淀みにカラスヘビなる蛇(シマヘビの一種か)がわれわれと一緒になって水面を滑り泳ぎます。

そんな姿を見てしまったらとてもじゃないがもう水に入ろうなど思えなくなります。

   

いまでも思い出してはゾッとし直す遭遇経験があります。

忘れもしない河原で鬼ごっこしていた時のことです。

鬼に追いかけられ慌てて逃げ出し河原の石の上をポンポンと跳ぶように駆けていたのです。

飛び移る石がなくなり草むらに脚を着こうとしたらナント足を着く場所にヤマカガシがとぐろを巻いているではありませんか。

ヤマカガシと言えば色はきれいですがなんといっても毒蛇です。

ヤバイ!と思いましたが時既に遅し。

おもいきりヤマカガシを踏みつけてしまいました。

派手な蛇なので一瞬でヤマカガシと分かったのですが、噛み付かれたら大変です。

急いで足を上げ、反対の脚で別の場所に着地しようと跳んだのですがナントナント!ヤマカガシは

一匹だけではなかったのです。

結局反対の足でも別のヤマカガシを踏みつけることになってしまいました。

                         

おかげで遊びどころではなくなってブルブル震えながら家に帰った思い出があります。

それ以来五十有余年私は草むらや藪の中、水辺を歩くことに常に躊躇しております。

                 

 

 


大谷・・・・・怪物の功罪

2016-10-28 22:34:08 | 日記

昔は野球をするのも見るのも好きでした。

松井選手が巨人で頑張っていた頃まではテレビ観戦をよくしてました。

その後野球は私にとってエキサイティングなスポーツではなくなっていました。

去年から今年にかけて何故か少しずつ面白いと感ずるようになりました。

多分私だけではないと思います。

プロ野球ファンの数はうなぎのぼりと言っても過言ではないような気がします。

                     

大谷翔平という男が先頭に立ってパフォーマンスし続けています。

まずルックスがいい!背が高い!肩幅がある!そしてスリムで脚が長い!

昔野球界で言われた格言のようなものがあって「脚の長いヤツに野球の上手い者はいない」

大谷翔平はこの格言を迷信にしたようです。

しかも投手と打者の<二刀流>で華々しいデビューをし、今やそのどちらも一流と言えます。

チャンスにも強くメンタル面も充実しています。

誰もが注目する怪物です。

けれど残念なのは怪物となったプロ野球選手は十中八九大リーグへ移籍してしまうことです。

大谷選手もきっとあと5~6年もたてばFA権を取得してメジャーリーグのほうに行ってしまうのではないだろうか。

          

現代はメディアの発達のおかげで海外の選手であろうといつでもその活躍を見ることができます。

でもそれはあくまで海外の出来事でしかありません。

私たちは彼の活躍をより身近にみたいのです。

彼といっしょに日本で夢を追いたいのです。

彼は日本のプロ野球を再生させ、いやがうえにも盛り上げてくれる珠玉なのです。

そんな彼が何年か先には日本にいなくなってしまうかもしれないなんて。

創造するだけで残念!

 

 


ミーの粗相

2016-10-23 22:40:25 | 日記

   

前にも書きましたが我が家は2家族同居世帯です。

私と妻、それともう1家族がミーとその子供たち。ユキにモモです。

実は猫です。

ミーは1年半ほど前プチ家出をしました。ほんの2,3日です。

お腹に子供を宿して帰ってきました。

父親の分からない子猫が7匹も生まれました。

2kgにも満たない体格でよくぞ7匹も!

            

ミーは全鯖です。

生まれた子達は全鯖と黒白(背中黒腹白)および鯖白(背中鯖腹白)の3柄です。

多分父親は黒白なんでしょう。

そういえば肩で風切って界隈を闊歩する大きな黒白ののらを見かけたことがあります。

かなりのワルです。

 

さて私は必死で里親探しをしました。

5匹まで引き取り手が見つかったところで考えました。

ミーが寂しがるだろうから父親の血を残してあげたらどうか。

それで鯖白の男の子ユキと黒白の女の子モモを残しました。

二つともいい子に成長しています。

ワルの子とは思えぬほどおとなしい子たちです。

                                                                    

いい子とばかり思っていた母親ミーのほうがよっぽど不良かもわかりません。

その不良娘が最近私のふとんに粗相をするのです。

最初はてっきりトイレが汚れていてそれが気に入らなくて反抗しているのかと思いました。

一生懸命まめに掃除しても改まりません。

ひょっとしたらマーキング?避妊していても発情は止まらないものなのですかね。

あるいは、ミーは私のことが大好きだから関心を惹こうとしているのでしょうか。

何れにしても私の身体にも服にもミーの尿臭は染み付いているような気がします。

毎朝満員電車で私の回りに立つ人は往生しているのでしょうね。

 


故郷の訛りなつかし・・・・・。

2016-10-18 22:08:13 | 日記

     

     

小学1年から中学2年までを岩手県の奥羽山脈のど真ん中で過ごしました。

初めは外国へ来たかと思いました。

周りの人々が何を話しているのかさっぱりわからないのです。

「あば あばな~」(ばあちゃん さよなら)

これだけならなんとなく推測はつきます。

これに独特のイントネーションが加わり、しかも早口でズーズー弁となるとそれはそれは難しい外国語に聞こえます。

それでも小学生の私は一生懸命学びました。

土地っ子と同じ言葉を話し、一緒に行動しいっしょに遊ぶ。

小学生がそんなことを考えていたわけではないのですが、中学生になるころには完全に土地っ子になっていました(と思っていました)。

           

こんな面白い話もあります。小話です。

ちょうど集団就職盛んなころで、集団就職で東京に向かう生徒たちに先生が注意を与えるのです。

「いいか。東京に行ったらズーズー弁は馬鹿にされるからな、標準語を早く身につけるのだぞ。

まずはじめには語尾に[こ]をつけないようにすればいいと思う。」

東北弁ではたとえば(うまっこ)(べこっこ)(はなっこ)のように語尾に[こ]をつけるのがひとつの特徴となっています。

その特徴を消せば良いというのが先生の目論見だったのでしょうか。

生徒の一人がその言葉を胸に東京に出たのです。

ある時その生徒は上司から買い物を頼まれました。

店でその生徒は言葉遣いに気をつけ、元気な声で言いました。

「すみません。たばください。」

店の主人は飲み込めず、きょとんとしていました。

たばこの語尾の[こ]まで消してしまったのです。

 

そんな笑い話の出る時代だったのですが、いま私は岩手に住んでいた期間の何倍もの期間を東京で暮らしています。

時々妻の故郷秋田仙北の地(岩手との県境)を訪れるのですが、もう彼の地は外国、アウェーとなってしまいました。まったく翻訳できないのです。

けれども行けば楽しいのです。ほっとします。妻の親戚たちとおしゃべりしていると、わからないことだらけでもとても癒されるのです。

方言は好き嫌いの判断を下すようなものでなく、父親です。母親です。兄弟です。ふるさとそのものです。

その中に包まれているだけでいいのです。

     

     

 

 

 


 


なんといってもドトール

2016-10-12 22:42:54 | 日記

昔若かりし頃、貪るように本を読んでました。

別に純文学と言うようなものではなくエンタテイニングなものばかりです。

文庫本をポケットに忍ばせ、どこにでも持ち歩きました。

そして喫茶店を探し食事と休憩という生活を送ってました。

ソファにゆったりと座ってコーヒーを飲みながら読書。

最高のひと時です。

実は現在でもそんな場所を求めています。

今は喫茶店というわけにはいかない。

あれから半世紀近くなり、喫茶店のコーヒーの価格は非常に上がったようです。

今の私の境遇では贅沢すぎます。

私はこれに変わるものを懸命に探しました。

ありました。

いわゆるコーヒーチェーンショップと言われるものです。

スターバックスとかベックスとかドトールとか・・・・・。

中でもドトールです。

ゆっくりとしたソファはありません。

豪華なセットもありません。

それでもコーヒーが200円ぐらいで飲めて喫煙席があってそれなりに寛げて読書にも集中できます。

それがドトールです。

今やどこへ行っても一服したいときはまずドトールを探します。