ミーが逝ってしまいました。肺がんだそうです。
まだたったの四歳なのに・・・。わが子を二匹も残して。
昨年師走のことです。
死ぬ2~3日前までは元気でした。少なくとも病気には見えませんでした。
ただ前にもブログには書きましたが、粗相をする回数は多くなっていました。
食欲も減っていました。そして寝転んでいることが多く活動がすくなくなってはいました。
いつも私の帰宅時は玄関に出て待っててくれた娘が迎えに出てくれなくなりました。
私としてはその時点で変化に気づくべきでした。
仕事にかまけて私は気づけませんでした。
私が呼ぶと甘えに来てくれるし、そんなに痩せたという印象もなかったのです。
ところがいきなり朝起きると呼吸は荒いし、お腹は波打つし、表情が苦しそうなのです。
その日のうちに医者に行き、その日のうちにがんの宣告を受け、精密検査の結果も見ないまま翌日には逝ってしまいました。
逝ったのは日曜日でした。
朝私が起きると、気配を察してかミーがトコトコと二階から降りてくるのです。
慌てて階段に走り抱きかかえようとしたとたん、ごろごろと階段を転がり落ちたのです。
あの軽快だったミーが、あのしなやかだったミーがです。
猫のミーが階段を踏み外したというだけで涙が出ます。
けれども踏み外す時に意識を失ったのか、落ちてからなのかは分かりませんが、既に口から泡を吹いていました。
それきり意識の戻ることはありませんでした。
そんな状態でなんで階段を降りることなどありますかっ!じっと二階で安静にしていればいいものをっ!
でもミーにすれば私のそばに来たかったのです。私のそばで寝ていたかったのだと思います。
苦しくて辛い時にもです。
健気です。
それに比べて私はなんなんだ。何週間も前からあったミーの変化に気づきもできず、手遅れになってから気づくなんて。
後悔とミーに対する済まなさと悲しさで涙は止まりません。