Senkaku Library 尖閣ライブラリー

尖閣諸島は日本の領土である動かぬ証拠

「魚釣島は日本のもの」と報じた人民日報

2012-11-28 | 近代中国の出版物
1953年1月8日中共人民日報,在刊載的(琉球群島人民反對美國占領的鬥爭)專文中清楚的寫著(琉群島包括尖閣諸島)

1953年1月8日の人民日報「琉球諸島における人々の米国占領反対の戦い」の記事中、琉球諸島の説明において、尖閣諸島を琉球の一部と記載している。



中共の「悪夢」は、すでに一つ、現実のものとなっているが、それはどちらかというと滑稽で恥ずべき悪夢である。
『人民日報』がかつて発表した、釣魚島に関する2篇の文章が引っ張り出されてきて、すぐにネット上を駆け巡ったのである。

まず、1953年1月8日に発表された『アメリカの占領に反対する琉球群島人民の闘争』と題する一文であるが、その文章は次のようになっている。

琉球群島は、我が国の台湾北東部と日本の九州南西部の間の海上に点在し、尖閣諸島を含んでいる。琉球人民は、アメリカが琉球を軍事基地にすることに反対している……」

この文章の肝心な点は、中国が尖閣諸島を琉球群島に属するものと認めていることが、はっきり示されていることである。しかも、1972年にアメリカは琉球群島を日本に「返還」したが、中国は異議を唱えなかった。つまり、間接的に尖閣諸島が日本に属することを認めているのである。

その『人民日報』には発行年月日が明記されているにもかかわらず、「愛国的な」怒れる若者の中には、それが本物であることを信じようとしないか、あるいはまた『環球時報』が掲載している文章のように、かたくなに抗弁する者もいる。

8月18日、歴史家の李桂枝は『騰訊ミニブログ』に、「釣魚島に関する人民日報の声明の出処」と題するブログを発表し、その後さらに一歩進んでネット上に、「『新華月報(1953年)』に見える」ものとして、『アメリカの占領に反対する琉球群島人民の闘争』という一文の出処を公表している。

(中略)

『人民日報』が報じている、釣魚島の帰属問題に関して、かつて中共が抱いていた上述のような驚くべき観点は、ネット上で人々の注目と熱い論議を呼び起こした。

8月17日、北京の著名な学者・呉祚来が真っ先にミニブログを発表し、「歴史学者の皆さんにお尋ねするが、人民日報が伝えたことで、当時、何か問題が起こっただろうか。もし問題が起こったとすれば、その問題は大きくなっていき、それが原因で毛沢東のファンたちに甚大な数の死傷者が出たはずではないか」と述べた。

呉祚来が『新浪微博』に投稿したこの文章を転載したり論評した人は、その日のうちに1万8,000人近くに達した。

『法制情報ネット』の「編集者の言葉」は、「釣魚島はいったい誰のものなのか? この『人民日報』の文章を読むと、中国人は誰もぐうの音も出なくなる」と記している。

ネットユーザーは「かつては手をこまねいていて、釣魚島を人に譲っておいて、今度は馬鹿な民衆を煽ってそれを返させようとしている」と言っている。

(中略)

ネットユーザーは口をそろえて、「証拠は確実で動かしがたい! これは許されざる売国の罪だ」と言って『人民日報』を糾弾している。
そしてネットユーザーたちは皮肉な調子で、「『人民日報』はかつて発行した新聞をすべて廃棄し、発行し直すべきだ。さもないと、かつて犯した、似たような大きなミスが次々に明かされ、厚顔無恥ぶりが暴露されるのではないか。それは調和社会にふさわしくないことなのではないか!」と提案している。

専門家も民間人も、多くの人が憤りとともに、「何のことはない、政府は初めからずっと無知な民衆を踊らせ、馬鹿にしていたのか」と言っている。そして人々は、誰が本当の売国奴なのかを知ったのである!

多くのネットユーザーは、保釣運動家はまず五星紅旗や青天白日旗を『人民日報』本社に立てに行くべきだ、そうでなければつじつまが合わない、と提言している。

(以上、鳴霞「月刊中国」125号(2012年11月1日号)、メルマガ 鳴霞の「週刊中国」創刊号より転載)

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