”宇チュウ1決定!競技会”。
最終競技は、最難関の’チュウ意!猫に鈴付け!!’持ち時間の3分間に、
猫の首に鈴を付けて、戻って来る速さと技術が、得点になりました。
道具の使用は自由ですが、猫に摑まったり、時間内に戻ってこれない時は、
これまでの得点に関係無く、失格になりました。
競技が始まり、猫に近付く事も出来ずに、次々に失格となるネズミ。
そんな中で、笛を吹くのが得意と云う’チューメルン’の順番になりました。
’チューメルン’は、笛を取り出し、奏でました。
それは、木霊の様に繰り返される、不思議な旋律でした。
すると、それを聞いた猫は眠ってしまい、’チューメルン’は、
簡単に猫の首に鈴を付け、戻って来ました。
それを見たお婆さんは、気になっていた笛は、音色の違いで、
相手の行動を自由に出来る、’操りの笛’と呼ばれる物だと気付きました。
’きんの’は、猫と同じ様に、音色が効いたのか、気持ち良さそうに眠ってしまっていました。
つづく。