とっても、喜んぶ♪♪

とにかく、喜んぶ♪ついてる!ついてる!!
~チョッと~振り向いてみただけの異っ星人~♪♪
~300908SA

むか~し、むか~し、・・・152話

2020年05月24日 00時00分00秒 | 物語!?

”宇チュウ1決定!競技会”。結果発表!!

優勝は、’チュミオ’。

最難関の最終競技の’チュウ意!猫に鈴付け!!で、道具を使う事も無く、

一番早く成功して、他の競技でも高得点を獲得していました。

早速、会場ではネズミ界の王’チュア王’が、一人娘の’チュリエット姫’の

お婿さんに、’チュミオ’を迎える喜びの挨拶を始めました。

其処へ、あの猫を眠らせた不思議な旋律の音色が、会場全体に響き渡り、

ネズミが次々に眠りに落ちて行きます。そんな中、一緒に眠って仕舞った

’きんの’から、お婆さんは、、。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・151話

2020年05月18日 00時00分00秒 | 物語!?

惑星「衣」の女王、’美栄輝’の居城”キッカイ城”に到着したけれど、

城どころか建物が無く、何処までも広がる砂の海を見て「亀だけど、

引っ繰りカエル~!」と、精一杯驚いて見せる亀の姿のお爺さんと、

それを温かく見守る’うらし’の前に、突然、’キッカイ伯爵’が姿を現しました。

すると、間髪を入れずに、甲羅を背に前足を目一杯広げて、万歳の姿を決めて

「砂粒だらけで、二度ビックリー、グリコーゲン!?」と、頑張る亀の、、。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・150話

2020年05月10日 00時00分00秒 | 物語!?

”宇チュウ1決定!競技会”。最終競技の’チュウ意!猫に鈴付け!!

最難関と言われ、次々と失格するネズミの中、これまで成功したのは、

木霊の様に繰り返される、不思議な旋律で笛を奏で猫を眠らせ、

首に鈴を付けて来た’チューメルン’だけでした。

そして、お婆さんと’きんの’が見守る中、一番最後の’チュミオ’の出番になりました。

元々が’六斗の猫’の斑紋から、具現した遣いネズミです。猫とも、大の仲良しです。

躊躇する事無く、猫に近付き、挨拶の一つもして、あっさり鈴を付け戻って来ました。

統べての競技が終わり、いよいよ結果の発表です。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・149話

2020年05月02日 00時00分00秒 | 物語!?

”キッカイ城”に向かう、’うらし’と亀の姿のお爺さん達を乗せた車は、

黄昏から宵に変わる居城区域を暫く走ると、ある地下施設に入り、

この星の女王、’美栄輝’の居城”キッカイ城”に到着しました。

目的の地に居ると思うと中々寝付けず、寝ても早く目覚めて仕舞い、

もう眠れそうにありません。

そこで、’うらし’と亀の姿のお爺さんは、外に出てみました。

黎明の景色は、まだ薄暗く、様子が良く分かりません。

とは言うものの、何処にも、城どころか建物が有りません。

そして、朝になり目にしたのは、何処までも広がる砂の海でした。

見えたのは、僅かに生えている草を食んでいる、野生動物の姿だけ。

透かさず「亀だけど、引っ繰りカエル~!」と、亀の姿のお爺さんは、

精一杯驚いて見せました。

ですが、誰にも分かって貰える訳も無く、、。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・148話

2020年04月25日 00時00分00秒 | 物語!?

”宇チュウ1決定!競技会”。

最終競技は、最難関の’チュウ意!猫に鈴付け!!’持ち時間の3分間に、

猫の首に鈴を付けて、戻って来る速さと技術が、得点になりました。

道具の使用は自由ですが、猫に摑まったり、時間内に戻ってこれない時は、

これまでの得点に関係無く、失格になりました。

競技が始まり、猫に近付く事も出来ずに、次々に失格となるネズミ。

そんな中で、笛を吹くのが得意と云う’チューメルン’の順番になりました。

’チューメルン’は、笛を取り出し、奏でました。

それは、木霊の様に繰り返される、不思議な旋律でした。

すると、それを聞いた猫は眠ってしまい、’チューメルン’は、

簡単に猫の首に鈴を付け、戻って来ました。

それを見たお婆さんは、気になっていた笛は、音色の違いで、

相手の行動を自由に出来る、’操りの笛’と呼ばれる物だと気付きました。

’きんの’は、猫と同じ様に、音色が効いたのか、気持ち良さそうに眠ってしまっていました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・147話

2020年04月19日 00時00分00秒 | 物語!?

’うらし’達を乗せ飛び立ち、数時間後の夕暮れの下、到着したのは、

惑星「葉」の地図には、記される事は無い所でした。

此処は、この星の女王、’美栄輝’の居城”キッカイ城”のある区域。

その中にある専用発着場で、関係者以外は居ませんでした。

’美栄輝’が、所持の’弾て箱’の中の、解時煙を吸わせ、亀の姿のお爺さんを、

人にして、元の時間帯へ戻す事が目的の’うらし’に取っては取っては、

願っても無い所でした。

それを、知った亀の姿のお爺さんが、小躍りして喜んだのは言うまでも有りません。

勿論、誰にも分かって貰える訳もなく、、。

到着後、降機して間もなく、車に乗り換え”キッカイ城”に向かいました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・146話

2020年04月12日 00時00分00秒 | 物語!?

”宇チュウ1決定!競技会”は、’チュウ華麺、早喰い競技’が始まりました。

人の御猪口の様な大きさの椀に、次々に麺が入れられ、それを100杯

食べ切る時間を競いました。

制限時間は、10分。食べ切れなかった分は、減点になる様でした。

ここでも、’チュミオ’と笛を吹くのが得意と云う’チューメルン’の、

速さが際立っていました。お婆さんは、’チューメルン’の持っている笛が、

気になっていましたが、’きんの’は、参加したネズミ達が、結果よりも

お腹一杯になって、満足そうなので、チュウ華麺が、何味か気になっていました。

そんな中、いよいよ最難関、最終競技’チュウ意!猫に鈴付け!!’を残すだけでした。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・145話

2020年04月06日 00時00分00秒 | 物語!?

無事、惑星「葉」宇宙観光管理局の発着所に到着した、改修後、

出航するのは一年振りの、一般乗船用宇宙船の’ポロン13’。

其の客室から、手荷物として乗った、亀の姿のお爺さんを持ち、

’うらし’が搭乗口に姿を現すと、通路の周りには、英雄の姿を一目

見ようとする人達で溢れていました。

 

’ポロン13’の危機を救った英雄’うらし’!!

この情報は、3連惑星「衣」「呂」「葉」全てに発信されていました。

亀の姿のお爺さんは、「噛め~、噛め~、歯ーっ!!」と、

一生懸命に短い前足を、バタつかせても伝わる事は無く、、。

その上、”キビキビ団子”を一口食べていた、その分の強い疲れに襲われ、

動く事も出来なくなり、大人しい亀!にしか見えません。

’うらし’も、お爺さんの事は、話せませんでした。

 

人の波で、ごった返すその場を、警備員に先導され進むと、

’ヴェル機長’が待っていて、感謝の言葉を繰り返し言いました。

そして、待たせたあった航空機に’うらし’達と一緒に乗り込み、

ある目的地に向かって飛び立ちました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・144話

2020年03月31日 00時00分00秒 | 物語!?

”宇チュウ1決定!競技会”の会場で、’チュミオ’は、次々と行われる

競技種目を、黙々と熟していました。

この競技会では、途中で各自の得点が分かる事は無く、全競技が終了した後に、

競技者に自己の得点と順位が知らされ、最高得点を獲得した優勝者のみ、

発表される事になっていました。

それでも、最初から見守っていたお婆さんは、高得点を獲得しているのは、

’チュミオ’と、笛を吹くのが得意と云う’チューメルン’で、どちらかが優勝する

だろうと思って見ていました。

そして、今は手助けする必要もなく、’きんの’と一緒にオニギリを食べていると、

次の競技が始まりました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・143話

2020年03月23日 00時00分00秒 | 物語!?

一般乗船用宇宙船の’ポロン13’の’ヴェル機長’と、向かう惑星「葉」

宇宙観光管理局の管制官室では、大気圏進入角度の制御の修復を、

試みていましたが、大気圏突入迄の残り時間では、間に合いません。

その時、’うらし’の座席脇の荷物入れの中の、亀の姿のお爺さんは、

野生?の本能なのか、危機を察知すると、手荷物に頭を突っ込み、

中に残っていた”キビキビ団子”を一口噛んで飲み込むと、短い前足を、

何とか前に合わせると、全神経を集中させ、客室の壁に向け、

「噛め~、噛め~、歯ーっ!!」

と、歯を食い縛り、火事場の亀力波を出しました。

その動力波は、壁を打ち破る事は無く、その反作用で大気圏進入角度を、

良い具合に変えて、大気圏に突入出来ました。

。。遣る時は、遣ります!?亀の姿のお爺さん。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・142話

2020年03月14日 00時00分00秒 | 物語!?

 

ネズミ界の王’チュア王’が開催した、一人娘の'チュリエット姫’の、お婿さん

選びの”宇チュウ1決定!競技会”は、’チュウ意力競技’が、始まりました。

問題は、2つの写真の違いを3個所探す。

’チュミオ’は、猫の写真に驚く事も無く、即答していました。

これは、ネズミの言葉の解らない’きんの’にも、分かった様で、

答えられて嬉しそうでした。この後も、色々な形で’チュウ意力競技’が出され、

お婆さん達に見守られ、’チュミオ’は、頑張っていました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・141話

2020年03月07日 00時00分00秒 | 物語!?

一般乗船用宇宙船の’ポロン13’の’ヴェル機長’は、客室に緊急放送を行い、

乗客に簡易脱着式宇宙服の着用と、座席に座っている様にとの指示を、

安心感を持って伝えました。

 

向かっている惑星「葉」宇宙観光管理局の管制官室では、重大事態である事を

把握していました。

急激な水素漏れからの、電圧低下により、手動操舵も制御の誤差が大きく、

運行軌道からのズレが生じている事が判明。

それを’ヴェル機長’に伝え、対策を講じていました。

一番の問題は、これから突入する惑星「葉」の大気圏進入角度が、

制御出来ない事でした。此の儘の進入角度で、大気圏に突入すると

’ポロン13’は、大気との摩擦熱で、燃え尽きてしまいます。

’ヴェル機長’も、手を尽くしていましたが、進入角度を変える事を、

出来ずにいました。旧型の宇宙船と言っても、3連惑星間の近距離運行です。

積載燃料は少なく、大気圏突入迄の残り時間も、多くは有りません。

その時、’うらし’の座席脇の荷物入れの中の、亀の姿のお爺さんは、、。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・140話

2020年02月28日 00時00分00秒 | 物語!?

蝋燭が、あります。

その、蝋燭に火を付けました。

それは、どんな蝋燭で、何本有りますか?

その時、貴方は何処に居ますか?

 

。。。今度は、心理試験ね。

灯る蝋燭は、好きな人、気になる人を表すそうよ。

どんな蝋燭かは、その人に対する、貴方の想いや印象を。

蝋燭が、複数本有ると答えた方は、気になっている人が、何人か居るのね。

蝋燭からの、貴方の位置は、その人との心の距離感だそうよ。

お婆さんが、’きんの’に、説明し終わると優しく微笑みました。

’チュミオ’は、どんな答えをしたのでしょう?

つづく。


むか~し、むか~し、・・・139話

2020年02月20日 00時00分00秒 | 物語!?

 

改修され、出航が一年振りとなる、一般乗船用宇宙船の’ポロン13’が、

惑星「呂」の大気圏を通過して、自動操舵に変わったその瞬間、大きく

振動を起こし、客室の灯りは消え、非常灯に切り替わりました。

すると、亀の姿のお爺さんは、急に何を思ったのか、’うらし’の座席脇の

荷物入れの中で、

「電機は、、」「切れてます、、」

「砂糖は、、」「切れてます、、」

「醤油は、、」「切れてます、、」

「味噌は、、」「切れてます、、」

「何だい~、切れていないは、無いのかぁ~!」

「いえ、あります」

「それは、何だい~!?」

「包丁で、、」

、、、お後が宜しい様で、、と乗客を落ち着かせる為に

一生懸命にやり切りました。分かっていましたが、誰にも通じる訳も無く、

しかし、それを温かく見守り、’うらし’は、落ち着く事が出来ました。

その頃、’ヴェル機長’は、高圧水素容器の圧縮機が破損して、

急激な水素漏れからの、電圧低下の対処を試みていました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・138話

2020年02月12日 00時00分00秒 | 物語!?

”宇チュウ1決定!競技会”の晩。

ネズミの世界のお婆さんの家らしい競技会場には、我こそが、’チュリエット姫’に

相応しい!と云うネズミが、大集合していました。

それを、お婆さんと’きんの’は、隠れて’チュミオ’の様子を見守っていました。

そして、このネズミの世界の王、’チュア王’の「健闘を祈る!云々、、」

の挨拶もそこそこに、最初の競技が始まりました。

『問題です。‘逃げる時は20km、追う時は40km!は何?‘』と放送され、

それを解答する、頓智の競技でした。

’きんの’には、ネズミの鳴き声にしか聞こえませんが、お婆さんには、

直ぐに答えも解り、’チュミオ’も答案用紙に、書き始めていました。

、、そんな問題が、この後9問続きました。

つづく。