とっても、喜んぶ♪♪

とにかく、喜んぶ♪ついてる!ついてる!!
~チョッと~振り向いてみただけの異っ星人~♪♪
~300908SA

むか~し、むか~し、・・・144話

2020年03月31日 00時00分00秒 | 物語!?

”宇チュウ1決定!競技会”の会場で、’チュミオ’は、次々と行われる

競技種目を、黙々と熟していました。

この競技会では、途中で各自の得点が分かる事は無く、全競技が終了した後に、

競技者に自己の得点と順位が知らされ、最高得点を獲得した優勝者のみ、

発表される事になっていました。

それでも、最初から見守っていたお婆さんは、高得点を獲得しているのは、

’チュミオ’と、笛を吹くのが得意と云う’チューメルン’で、どちらかが優勝する

だろうと思って見ていました。

そして、今は手助けする必要もなく、’きんの’と一緒にオニギリを食べていると、

次の競技が始まりました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・143話

2020年03月23日 00時00分00秒 | 物語!?

一般乗船用宇宙船の’ポロン13’の’ヴェル機長’と、向かう惑星「葉」

宇宙観光管理局の管制官室では、大気圏進入角度の制御の修復を、

試みていましたが、大気圏突入迄の残り時間では、間に合いません。

その時、’うらし’の座席脇の荷物入れの中の、亀の姿のお爺さんは、

野生?の本能なのか、危機を察知すると、手荷物に頭を突っ込み、

中に残っていた”キビキビ団子”を一口噛んで飲み込むと、短い前足を、

何とか前に合わせると、全神経を集中させ、客室の壁に向け、

「噛め~、噛め~、歯ーっ!!」

と、歯を食い縛り、火事場の亀力波を出しました。

その動力波は、壁を打ち破る事は無く、その反作用で大気圏進入角度を、

良い具合に変えて、大気圏に突入出来ました。

。。遣る時は、遣ります!?亀の姿のお爺さん。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・142話

2020年03月14日 00時00分00秒 | 物語!?

 

ネズミ界の王’チュア王’が開催した、一人娘の'チュリエット姫’の、お婿さん

選びの”宇チュウ1決定!競技会”は、’チュウ意力競技’が、始まりました。

問題は、2つの写真の違いを3個所探す。

’チュミオ’は、猫の写真に驚く事も無く、即答していました。

これは、ネズミの言葉の解らない’きんの’にも、分かった様で、

答えられて嬉しそうでした。この後も、色々な形で’チュウ意力競技’が出され、

お婆さん達に見守られ、’チュミオ’は、頑張っていました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・141話

2020年03月07日 00時00分00秒 | 物語!?

一般乗船用宇宙船の’ポロン13’の’ヴェル機長’は、客室に緊急放送を行い、

乗客に簡易脱着式宇宙服の着用と、座席に座っている様にとの指示を、

安心感を持って伝えました。

 

向かっている惑星「葉」宇宙観光管理局の管制官室では、重大事態である事を

把握していました。

急激な水素漏れからの、電圧低下により、手動操舵も制御の誤差が大きく、

運行軌道からのズレが生じている事が判明。

それを’ヴェル機長’に伝え、対策を講じていました。

一番の問題は、これから突入する惑星「葉」の大気圏進入角度が、

制御出来ない事でした。此の儘の進入角度で、大気圏に突入すると

’ポロン13’は、大気との摩擦熱で、燃え尽きてしまいます。

’ヴェル機長’も、手を尽くしていましたが、進入角度を変える事を、

出来ずにいました。旧型の宇宙船と言っても、3連惑星間の近距離運行です。

積載燃料は少なく、大気圏突入迄の残り時間も、多くは有りません。

その時、’うらし’の座席脇の荷物入れの中の、亀の姿のお爺さんは、、。

つづく。