'ミカタの塩’の入った、アン入り白饅頭を捕って食べ、筍の
'ソラタケー’の根元まで急降下した’しばっ’は、その四方を覆い
尽くして生い茂る、丈が1メートル超の’芝っ’になり、’はしれ’が
落ちて来ても、怪我をしない様に備えました。
手に向った’てつは’は、10個の’鉄歯’になり、やっと掴まっている
’はしれ’の手の爪に装着して、しっかりと支えました。
つづく。
'ミカタの塩’の入った、アン入り白饅頭を捕って食べ、筍の
'ソラタケー’の根元まで急降下した’しばっ’は、その四方を覆い
尽くして生い茂る、丈が1メートル超の’芝っ’になり、’はしれ’が
落ちて来ても、怪我をしない様に備えました。
手に向った’てつは’は、10個の’鉄歯’になり、やっと掴まっている
’はしれ’の手の爪に装着して、しっかりと支えました。
つづく。
H24.05.06.Th. 晴れ 16:43 OLYMPUS X-200 AU
H24.05.06.Th. 晴れ 16:46 OLYMPUS X-200 AU
2013.05.25.Sa. 16:59 ORYMPUS X-200 SIZE640×480
’きんの’は、巨木から少し離れた、夕暮れの林の中で目覚めました。
足元には、滝に落としたと思った、普通の’鉄の斧’だけが有りました。
お爺さんの斧、金と銀の斧と、装飾神具’ドラ、好いもん’は有りません。
そして、オニギリは、海苔が巻いてないままでした。巨木の近くに
在った筈の’多厳の滝’も無くなり、どこまでも森が続くだけになっていました。
・・・全ては、切られそうになった、巨木が見せた幻だったのでしょうか、、。
つづく。
2013.05.25.Sa. 16:25 ORYMPUS X-200 SIZE640×480
落ちて行く’ミカタの塩’も入った、アン入り白饅頭を捕って、
食べてしまうと、大蝙蝠の赤バット’てつは’は、”キビキビ団子”の
効力が切れて、襲って来る10倍の疲れに耐えて、伸び続ける筍の
’ソラタケー’に、やっと摑まっている’はしれ’の手に向かって来ました。
そして、赤い手の’しばっ’は、根元に急下降して飛んで行きました。
つづく。
2019.09.14.Sa. AM.01:00.(月齢13)晴れ Panasonic DMC-TZ20 M ISO400
シャッター速度1/4000 絞りF5.6 光学16倍ズーム(35ミリフィルム換算384ミリ) 手持ち撮影
2019.09.14.Sa. AM.01:11.(月齢13)晴れ Panasonic DMC-TZ20 M ISO400
シャッター速度1/2000 絞りF5.6 光学16倍ズーム(35ミリフィルム換算384ミリ) 手持ち撮影
2019.09.14.Sa. AM.01:16.(月齢13)晴れ Panasonic DMC-TZ20 M ISO400
シャッター速度1/1000 絞りF5.6 光学16倍ズーム(35ミリフィルム換算384ミリ) 手持ち撮影
2013.05.25.Sa. 16:11 ORYMPUS X-200 SIZE640×480
「全部、私の斧では有りません!!」と’きんの’が答えると、’多厳の滝’の主は、
「流石ですね。貴方の言う通りです。この中に’きんの’さんの普通の’鉄の斧’は
有りません。この普通の’鉄の斧’は、貴方の家のお爺さんが、若い頃に、この滝に
落とした斧です。そして、その時も貴方と同じ質問をしました。その返って来た答えは、
「それ全~部ぅ、自分の落とした斧です~!!」
「’きんの’さん、貴方と真逆の答えでした。その時は、余りに図々しくて、もう呆れ
てしまい、斧は残して、お爺さんは家まで吹き飛ばして終わりにしました。さあ、
’きんの’さん、この滝に落とした、貴方が手入れを怠らず、大切に使っていた斧を
お返しします。他の斧なども、差し上げます。斧はどれも、1回だけ特殊な力を
発揮します。’その時が来れば’、ですが役立つ事も有るでしょう。」
’きんの’は、話を聞いて驚きながらも、’多厳の滝’の主の雰囲気が変わったと思っていると、
最後はやはり、
「’きんの’さん、此処は’多厳の滝’だけに、此の事はタゴン(多言)、タキ(無き)様に、、何て!」
と言うと、笑顔で姿を消しました。
何時の間にか、お囃子も聞こえなくなり、’きんの’の前には、1回だけ特殊な力を発揮
する事もある、’きんの’とお爺さんの斧、金と銀の4本の斧と装飾神具’ドラ、好いもん’。
そして、食べられた筈の、海苔を巻いたオニギリが残されていました。
つづく。