とっても、喜んぶ♪♪

とにかく、喜んぶ♪ついてる!ついてる!!
~チョッと~振り向いてみただけの異っ星人~♪♪
~300908SA

むか~し、むか~し、・・・133話

2019年12月30日 00時00分00秒 | 物語!?

’うらし’は、亀の姿のお爺さんの甲羅に、引っ掛かっていた、

手荷物の中から、読まれなかった、お婆さんからの伝言便を

取り出し読んで見ました。

お爺さんへ 

”キビキビ団子”は、1回に1個食べると10倍の速さで~~。

~~3個以上食べてはいけません。~~亀になって過去に~~。

※3個食べて仕舞った時には。

今、この伝言便を読まれているのは、どなたでしょう?

傍に、人の顏に見える亀が居ましたら、信じられないでしょうが、

”キビキビ団子”を3個食べて、亀の姿になって、過去に現れた、

私の大切なお爺さんです。宜しくお願い致します。

~お爺さんは、きっとこの伝言便は、読まないでしょうから。

私が知っている、人の姿に戻り、”キビキビ団子”を3個食べる前に

帰る方法は、一つです。

現れた過去は、必ずその人が存在していた、場所と時間です。

ですので、私達の3連惑星、「衣」「呂」「葉」で、惑星「葉」

の女王、”キッカイ城”の’美栄輝’が、所持の’弾て箱’の中の、

解時煙を吸わせる事です。こんな事に、付き合っていられない。

と、思うのも当然です。その時は、亀を海に放して下さい。

それも、仕方ありません。

お婆より

・・・読み終えた’うらし’は、勿論”キッカイ城”に行く心積もりでした。

つづく。


残業、、、’急’

2019年12月25日 12時00分00秒 | blog

掠れた独特な鳴き声が、深夜の事務所を取り囲みます。

確かに、’クラウディア’に、間違い有りません。

冷静に。と自身に言い聞かせ、給湯室に向かいました。

 

同僚の話の通り、何かを数えている様にも聞こえます。

ぃちにゃ~ク、にきゃ~く、と、、。給湯室に近付くにつれ、

鳴き声は、はっきりと聞こえて来ました。

そして、4客。ここで鳴き止む!と思っていたら、

’クラウディア’は、鳴き続けました。5客、6客、、。

 

給湯室前に来た時には、9客に。

覚悟を決め、給湯室を覗くと、姿は無いと思っていた

’クラウディア’が、其処に居ました。

その瞬間に思わず、「Oh!’クラウディア’、ナゼ、9客も数えるんだぁ!!」

と、答えが返って来る筈の無い、猫に叫んでいました。

 

すると、’クラウディア’は、人間の言葉で、

「年末年始の9連休。一緒に休暇を取ろうと思うから、

その分鳴いていたのさ!!」

 

。。お後が宜しい様で!?、、テケテン、テケテン、テンテン♪♪

 

、、落語のネタ落ち、、。

、、温かい、、ィェ、読んでしまった!方の、突き刺さる、冷たい視線、、。

、、それは、雨を、雪に変えて、ホワイト クリスマスに?、、メリー クリスマス!?<(_ _)>


残業、、、’破’

2019年12月24日 12時00分00秒 | blog

割れた茶碗は、何時も使用している、九谷焼の唐草模様、湯呑み5客セットの一つでした。

 

同僚は、少し迷った様ですが、話し始めました。

姿を見せなくなった’クラウディア’の鳴き声が、深夜2時過ぎになると、

給湯室から聞こえてくる、、。

それは、何かを数えている様にも聞こえる。

そして、4回鳴くと止まり、暫くするとまた繰り返し、明け方迄続いた。

給湯室に行っても、’クラウディア’の姿は無く、鳴き声も止まる。

当然、そんな事は、信じられないと思うけど、、。

 

話を聞いて、猫版’番長皿屋敷’?冬の怪談!?

でも、割ったのは、普通の湯呑茶碗。虐めた訳でもない。

けれど、こんな嘘や冗談を、言う人ではないし、、。

気にはなりましたが、仕事の忙しさもあり、話の事は忘れていました。

しかし、深夜2時過ぎ頃、給湯室の方から、猫の鳴き声が聞こえて来ました。

 

’急’に続く。


残業、、、’序’

2019年12月23日 12時00分00秒 | blog

去年の夏。

一匹の猫が、会社に姿を現す様になりました。

首輪を付けていませんでしたが、綺麗なキジトラでした。

サザン好きの同僚が、その曲名から、勝手に’クラウディア’と名付けて

呼んでいるうちに、何時の間にか、皆もそう呼ぶ様になっていました。

 

それから一年。

’クラウディア’は、会社のマスコットになり、何処に居ても、怒られる事は有りませんでした。

そして、12月になったばかりの或る日。

給湯室に居た’クラウディア'は、熱いお茶の入っていた、茶碗に触れて仕舞い驚いて、

それを下に落として割ってしまいました。其の儘、逃げる様に飛び出して行った

’クラウディア’は、姿を見せなくなりました。

給湯室には、怪我をしたのか血の跡が点々と、逃げ出した方に向かって残っていました。

 

基本的に残業は無い会社なのですが、どうしても年末年始休暇前に、

纏める仕事が入り、急遽三日間、交替で夜勤勤務をする事になりました。

三日目の当番になり出社すると、前日迄の夜勤をしていた一人が、

話し掛けて来ました。

 

’破’に続く。


むか~し、むか~し、・・・132話

2019年12月22日 00時00分00秒 | 物語!?

夜も更けて静まり返った、ネズミの世界のお婆さんの家?で、

近付いて来たネズミが、お婆さんに話し掛けている様なの

ですが、その言葉が解らない’きんの’は、巨木の洞に一緒に

吸い込まれたオニギリを手に、これも幻?と思いながらも、

その様子を見守っていました。そんな’きんの’に、お婆さんは、

話の内容を聞かせました。

近付いて来たネズミの名前は、’チュミオ’。

’チュミオ’は、このネズミ世界の王、’チュア王’の一人娘の

’チュリエット姫’の幼馴染で、子供の頃から仲が良く、

’チュア王’家と、’チュミオ’の’チュニス’家は親族で、

家族も本人も、何れは一緒になると思っていたと。

しかし、’チュア王’は、一人娘の’チュリエット姫’には、

宇宙で一番強い、お婿さんを!と決めて仕舞った。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・131話

2019年12月15日 00時00分00秒 | 物語!?

文通蜂’文文’の配送した、位置情報だけの便りを見て、お婆さんを探しに、一旦家に戻る

’きんの’を見送ると、砂浜に残った’うらし’は、一生懸命に手足をバタつかせて、助けを

求めている亀の姿のお爺さんが、”キビキビ団子”を一度に3個食べたせいで、亀の姿になり、

”佐ぁ~度菜ヶ島、宝探しの旅”から、過去の此処に来たと、分かる訳も無く、「本当に顔が、

お爺さんにソックリだなぁ!」と、呑気に話し掛けたりしていました。

そして、何気なくその亀の姿のお爺さんを、ひっくり返すと、見覚えのあるお爺さんの手荷物が、

甲羅の裏に引っ掛かっていました。’うらし’は、まさか!?と思い乍らも、その中を調べて見ると、

お宝探しで、’ミカタの塩’を集める時に使った’黒の油性筆記具’などと一緒に、お爺さんが、

読まずに仕舞い込んだ、お婆さんからの伝言便も入っていました。

つづく。