’うらし’は、亀の姿のお爺さんの甲羅に、引っ掛かっていた、
手荷物の中から、読まれなかった、お婆さんからの伝言便を
取り出し読んで見ました。
お爺さんへ
”キビキビ団子”は、1回に1個食べると10倍の速さで~~。
~~3個以上食べてはいけません。~~亀になって過去に~~。
※3個食べて仕舞った時には。
今、この伝言便を読まれているのは、どなたでしょう?
傍に、人の顏に見える亀が居ましたら、信じられないでしょうが、
”キビキビ団子”を3個食べて、亀の姿になって、過去に現れた、
私の大切なお爺さんです。宜しくお願い致します。
~お爺さんは、きっとこの伝言便は、読まないでしょうから。
私が知っている、人の姿に戻り、”キビキビ団子”を3個食べる前に
帰る方法は、一つです。
現れた過去は、必ずその人が存在していた、場所と時間です。
ですので、私達の3連惑星、「衣」「呂」「葉」で、惑星「葉」
の女王、”キッカイ城”の’美栄輝’が、所持の’弾て箱’の中の、
解時煙を吸わせる事です。こんな事に、付き合っていられない。
と、思うのも当然です。その時は、亀を海に放して下さい。
それも、仕方ありません。
お婆より
・・・読み終えた’うらし’は、勿論”キッカイ城”に行く心積もりでした。
つづく。