☆ たけふ菊人形公演 ☆ 10月3日(水)~11月11日(日)
OSK グランドレビュー 秋のおどり 『シャイニング・オータム』 ー 源氏物語より ー
葵の上、六条御息所の対決。
この場面は女性ならではのものがあり、とても見ていて感情移入ができるので一人密かに楽しめる場面ですよ。
源氏の妻、葵の上。そして年上の恋人、六条御息所。
双方の牛車が道を譲れとぶつかり合う、この場では光源氏の子を身ごもっているがために葵の上に軍配が上がるのですが・・・
聞き覚えがある音楽が流れる中、丘もゆるさん(葵の上)水無月じゅんさん(六条御息所)そしてお付きの女官達が舞い群れます。
お二人のせりふはないのですが、表情の掛け合いのうまさに観客はどちらの心の中にも入り込めて喜んだり悲しんだり・・・
葵の上が六条御息所の目の前で、さも見せつけるようにおなかをさするのです。
(私こそが光の君に一番愛されているのですよ、その証拠にこのお子を授かったのですわ~)みたいな(笑)
もうそのお顔の演技が堂に入っていて、なんだかこちらまでスカッとするような感じですね、そうそう本妻の意地を見せてやるんだとばかりに・・六条御息所たじろぐと、さっと離れ脇から片目をつむるようにしてもう一度横目で六条の方を見て、悠々と去っていくのです。(くやしかったら、あなたも光の君のお子を作ってごらんなさいませ~)ってな感じでしょうか(笑)
その表情を見たとたん、今度は六条御息所がえらく気の毒になっちゃいまして気持ちは六条一色。
(おのれ~小賢しい何をぬかすか、小生意気な小娘のくせに・・くやしい~~)
六条よ、がんばれ~~もっと突っかかって行くんだ。
追え~追うんだぁ~負けるな、そんなに泣かないでよ、悔しいのは私だって同じ・・・ちょっとちょっと源氏様、光源氏よ、黙って一人だけで去らないでぇ~~~~!
っと言うように、ひとり二役とはこの事で、けしかけるやらなだめるやらで
もう気分はどろどろにのめり込んじゃって、次の場面の生き霊にまでも乗り移って源氏を追いかけて行くのでした(ちょっとのめり込みすぎかしら??)
まるで旦那の浮気相手の所に凄いけんまくで押し掛けていくような感じでしょうか(笑)でもこの場合は六条御息所が浮気相手なのだから本当は反対なんですよね。
まさにややこしい話に私の頭ん中はパニック寸前!
当の源氏の心は、父親の後妻に傾いているとゆうなんたる非合理なこの現実!?
しかし、なぜにこんなにも私の心までもが光源氏に振り回されなくてはいけないのか・・・(爆)
(だって光源氏役、波輝一夢さんよ!そりゃ~キャァァァ~~~って
言いたくなりますってばっ。なんだもぉ~ん。)
(ちみちみ・・、いいのかい?そんなこと言って・・・)
(いやぁ~まあ~あっちはあっち、こっちはこっちと結うことで(爆)
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