「ギタ－を持った渡り鳥」シリ－ズという小林旭主演の人気映画がある。旭演じる元刑事の主人公がギタ－を担いであちこち渡り歩きながら地廻りのヤクザをボコる、非道えハナシなんだな。
このシリ－ズに限らず昭和30年代の映画では、登場人物が敵味方問わずハジキを撃ちまくることが珍しくない。実はこの頃全国的に裏社会絡みの発砲事件が度々あったので、観客にも抵抗無く受け入れられたのだろうね（広島抗争など）。阿呆な左寄りの御仁が「凶悪事件が年々増加云々」とかほざいたりなさるが、実はこの時分がいちばん殺人件数が多いんだわさ。物騒な時代やったんです。
昭和30年代といえば、東京五輪開催を旗印に国民がひたすら突っ走った熱い時代。エネルギ－が満ち溢れていたからこそ殺人も多かったといえるだろう。
２度めの東京五輪開催が決まったが、増えるのは殺人か或いは自殺か。老人が増えるのだけは確実なのだが。どっちに転んでも宜しくない案配になるんじゃないの。あんまり考えたくはねえよなぁ。