私のところで設計したマニハウスが掲載された本が、発売されました。
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昨日、先行して出版社から本を送っていただきました。
その本は
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(柳澤智子)マイナビ出版
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10軒の家が掲載されていて、マニハウスはその中の1軒。
case 6 という事で 6番目に紹介されています。
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掲載された家の面積は、
35m2というトレーラーハウス(case10)を除き
50m2~80m2。
家族は3人から5人。
なかには 50m2で家族5人 (case4)
という家もあります。
そのお宅は賃貸なので、ゆくゆくは別のところに移る事は考えているそうです。
ただ、今の暮しが窮屈で、部屋も雑然としているかというと、そうではなくて
「好きな家具」を並べ、お子さん達との密接な時間を楽しんでいらっしゃいます。
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世間一般的に どれくらいの面積を「普通」というのかはわかりませんが、
戸建ての家で言えば、30坪(約100m2) が当たり前 ・・?
その基準からみれば、この本に掲載された10軒の家は
50m2~80m2。
あきらかに 狭い 小さい のです。
イメージとしては、物が納まりきらず雑然としている家 かもしれませんね。
でも、まったくそんな事がありません。
中には、”ミニマリスト”のように見える家もありますが
読んでみれば、その人には”転機”があり、物が少ない事の快適さに気づき、それを続けているだけ。
それが『普通』になっているのです。
「ミニマリストのようには暮せない」と言う人もいます。そんな事を考えていない人もいます。
ただ、どの人も、普通の人がなんとなくあいまいにしてしまう『物との関係』にまっすぐ向き合っていると思います。
そして、小さく暮す事を「しょうがなく」ではなく「楽しく」やっています。
小さな空間だからこそ、密接な家族との関係や時間を、「今しかないから」と楽しんでいます。
ひとつひとつの家が、その人の「充実感」にあふれ、どこか伸びやかさを感じ(錯覚かも?)、かわいらしいのです。
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物を少なく暮す・・・・
「それができるのは特別な人だよ。」
「わたしには無理だな。」
多くの人はそう思うと思います。
でも一度、よ~く注意深く身の回りの物を見てみてください。
何年もその存在を気にもしなかった物、いや、ある事自体を忘れていた物 がどれだけある事か。。
それをもし処分したら、今の2/3で済むか?・・もしかする半分でもいいかも?
となれば、今住んでいる家の面積は必要ないのでは?
もう少し小さいところに移っても大丈夫なんじゃないか?
もしそれができたら毎月掛るものが減って、その分、違う事に使えるかもしれない。
この本に出て来る10の家族の暮し見て話しを読むと
そんな事ができるような気がしてきます。
断舎離本とか片付け本もいいけれど、目的はどれも 『物少なく暮す』事。
この本は テクニック本 ではなくて、『物少ない暮し』を考え始めた人の”きっかけ本”として見てもらうのがいいんじゃないかと思います。
ぜひ一度、手にとってみてください。
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(柳澤智子)マイナビ出版
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