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これからの家を考える1

地震と家

3月11日の大地震、、東京23区では 震度5弱~強。
あの瞬間、東京の古い家はずいぶんとつぶれたんじゃないか!と思ったのだけど、、つぶれた家はほとんどなかった。
築40年を超す家がどれくらいあるのかわからないけれど、東京にはかなりある。現時点で築29年くらいのものは、建築基準法で耐震基準が変わってからのもの。それ以前のものは、震度5だと どうなるかわらない というふうに思っていた。だけど、大丈夫だった。

築30年を超えるものは、木造の場合だと、すじかい(柱と柱の間にある斜めの材)も、「とりあえずある」程度のものが多い。今現在の基準から考えれば、「地震に対する意識も少ない」ので、間取りも使い勝手優先で、「構造は2の次」になっている家も多い。それでも大丈夫だった。

これからの家は、今現在の基準をもって、バランスよく作れば、それなりの地震があっても「結構いける」だろうと思った。(多少の被害はあるかもしれないが。)

もちろん直下型の地震とは違うので、その場合には、確実に状況が違う。安易に「結構大丈夫じゃない」と思ってはいけない。築年数に関わらず、もう一度 家の構造について見直す事は、大切だと思う。

地方では、瓦屋根の大きな家が多いが、関東近辺の、そうゆう家は、かなりの被害が出ている。建物にとって 「頭(屋根)が重い」と、地震による影響が大きい。といって瓦屋根がダメという事ではなく、古い家の場合には、瓦を土で留めているので、大きな揺れの場合には動いてしまう可能性が大きいし、また、その「土」が屋根の重量を、より大きくしている。(現在の瓦屋根には土を使わない。)

瓦は、遮熱・遮音性に優れ、かつ屋根として美しい。問題は、屋根の形状と大きさ。家の大きさが40~50坪で(複雑な)入り母屋屋根になると、屋根の修理で200万円を超える。つまり、東北の被災地のように、都市機能、経済活動が壊れた時に、住人には家の修理に必要な金額がとても多きな負担となる。負いきれなくなる。

大きな家は、その大きさに比例して、災害以降の費用が大きくなる。

コメント一覧

しだ
あっ、プレハブっていうのは、一般的に作られてる...
あの木造の仮設住宅は、とってもよいと思っています。
間伐材を使う前面的に使う住宅は、ひとつの方向として、今後も増えて欲しいと思っています。

仮の家としても、プレハブの家に比べようもないくらい、人間らしい暮らしができると思います。
ichide
いえ、私がお伝えしたかった仮設住宅は、プレハブ...
いえ、私がお伝えしたかった仮設住宅は、プレハブではなくて、木造の間伐材のです。そういう取り組みがなされており、これなら普通の家よりちょっと落ちるだけじゃないか。と。裏を返すと、少し手を加えると、簡素な住まい方のふつうの家になりそうだと。
しだ
ichideさん
間伐材の・・っていうか地元の木を使った仮設住宅は、、
仮設住宅としてまっとうな考えだと思いました。

あのプレハブの仮設住宅って・・・
あれなら現場用のプレハブでもいっしょだと思うんですよね。
仮設だっていうのはあるけど、、
そこに住む人はなんにも悪くないのに、「あてがわれてる」感じで、、、

**
小さい家については、次回書きます。
ichide
家は防災やコストや環境調和を勘案すると、小さい...
小さく暮らす、それには空間の工夫、住み方の工夫、必要だけど。
例えば被災地の仮設住宅、その発展形に未来がありそうな気もしますね。
間伐材を使った仮設住宅の取り組はなかなかだった。
あるいは、揺れる前提、土地に縛られない前提、キャンピングカー。路面電車や、船や、茶室を応用。
続きはメッセします。(w

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